2026年5月16日、葛飾区がかつてない熱気に包まれます。30日間にわたって開催される、ビッグイベント「全国みどりと花のフェアかつしか」。

メイン会場となる葛飾にいじゅくみらい公園では、今、イベントを彩るための大切な準備が進められています。今回は、地元の小学生たちによるフラワーメリーゴーランドの植え付け現場に密着しました。

50基のフラワーメリーゴーランドが生み出す、フラワーメリーゴーランドの森
今回のフェアの全体設計を手がけるのは、2004年浜名湖花博ワールドコンベンションでグランプリを獲得した竹谷仁志さんです。竹谷さんが描いたのは、公園を源流として街中へ流れ出す3本の花の川の物語。

葛飾は5つの一級河川が流れる水の豊かな街。その魅力を表現するため、花の川は奥から紫→赤→ピンク→黄と移り変わり、入口では青へと変化する美しいグラデーションで演出されます。
公園内を流れる1本の川と通り沿いの水路、そしてこの「3本の花の川」を合わせることで、葛飾の5河川を表現しています。この流れは公園内にとどまらず、駅前やサテライト会場、そして未来へと続いていきます。

その源流となるのが、公園内に並ぶ50基の花壇フラワーメリーゴーランドです。一見すると芸術的なオブジェのようですが、実は中身はハイテク。太陽光発電を利用した自動給水システムを搭載しています。上部のソーラーパネルで蓄電し、200リットルのタンクから時間に合わせて自動で水やりが行われます。人の手いらずで植物を守るこの仕組みは、管理負担を減らし、持続可能な街の景観を裏側で支えています。

実際に作業に入る前に、子どもたちも竹谷さんの思いをしっかりと聞いています。
「虹」を植える。子供たちの想いが形になる瞬間
このハイテクな源流に命を吹き込んだのは、地元の6年生の子どもたちです。全員がプロジェクトに関わりたいと、クラスごとに見る人が楽しめるようにと知恵を絞り、配色をデザインしました。

デザインは、5年生の時に総合の時間で各自が考えて案を出したそうです。今回お話を伺ったのは6年3組。コンセプトは「虹」だそうです。

1基につき104株もの苗を、自分たちのデザイン画をもとに丁寧に植えていきます。「ここは赤色の花!」「ピンクの花がない、探してー!」とみんなで声を掛け合い、協力しながら、作業していました。感想を聞くと、「意外と綺麗!」と、自分たちの想いが形になった喜びを笑顔で語ってくれました。

担任の先生も「自分たちがイメージしたものが実際に形になる。子どもたちにとって、とても楽しい活動になったと思います」と生徒たちが花を植える後ろ姿を見ながら語ってくださいました。
この取り組みは区内の10の小・中学校と実施しています。デザインを担当した学校が10校、デザインから植え付けまで一貫して行った学校が6校あります。自分たちが考えたデザインが、形となり、多くの方々が訪れるこのイベントの一部となる体験は、子どもたちにとって貴重な経験になっているはずです。
全国みどりと花のフェアかつしか イベント詳細

地元の子どもたちとの協働。葛飾にいじゅくみらい公園から流れ出す花の川は、5月16日から6月14日まで、街中へと広がっていきます。
イベントはこの葛飾にいじゅくみらい公園がメインとなり、その他、区内の各地で様々な催し物が企画されています。ぜひ、実際に足を運んで地元の小・中学生が植えたフラワーメリーゴーランドを楽しんでみてください。
