「交通公園」をご存知でしょうか?
交通公園とは、公園内に道路や信号や標識などが設置されていて、子供たちが遊びながら交通ルールを学ぶことのできる公園です。1960-70年代にかけて、急速に自動車が普及したことで交通事故の多発が社会問題となり、子どもたちの交通教育の目的で全国各地に設置されたのだそうです。(参考:「交通戦争の残影 : 交通公園の誕生と普及をめぐって」金子淳 (2008) /静岡大学生涯学習教育研究 )
ここ城東公園も、その当時1967年に設置された交通公園です。(じつはそれだけではなく宇宙をテーマにした公園にもなっています。ぜひ写真の端々に写っている宇宙アイテムにもご注目ください)
本物さながらの交通設備で子どもたちも本気!
小規模な公園ですが、交差点だけ見るとまるで本当の公道のよう。子どもたちのお手本になるべく、お母さんたちもしっかりルールを守らなければいけません。
信号待ちの彼。先に行ってしまった友だちに「待ってよ~!」と言いながらも、信号が赤なので進めない。しっかりルールが身に付いています。
おっと、こちらはなかなかアグレッシブなコーナーリング。スピード出し過ぎ注意! でも車のいない公園内という点は安心です。
貸出無料!マイカーを自分で選ぼう
乗り物は無料で借りることができます。三輪車から自転車まで、サイズもさまざま用意されているので、幅広い年齢の子どもたちが楽しめます。自転車の練習にも最適!
子どもたちを見守る存在
平日は夕方になると、隣接する幼稚園を終えた子どもたちが我先にと自転車を借りに来るのだとか。また、江東区内に交通公園は2箇所しか無いため、時間をかけてこの公園まで来る人もいるそうです。
そう教えてくれた管理のおじさんたち。慣れた様子で子どもたちとコミュニケーションをとっていました。
整備用の道具が整然と並べられているのが印象的でした。こうして子どもたちの安全を守っていらっしゃいます。
公園が社会デビューの第一歩に
公園は子どもたちの小さな社会。単に交通ルールを学ぶということだけではなく、道具の貸し借りや譲り合い等、子ども同士のコミュニケーションの中で、相手を思いやる気持ちも育まれるのではないでしょうか。そして、こうした公園をきっかけに、親子の間でも「交通安全」について話をしてみるのも良いかもしれません。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | 常時開園 |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | – |
住所 | 東京都江東区東砂4丁目20−20 | ||
地図 | |||
アクセス | 東砂四丁目バス停から徒歩10分 北砂七丁目バス停から徒歩10分 |
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公式サイト | – |