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冬の晴天、黄金にかがやく蓮池「上野恩賜公園」(東京都台東区)

東京都 2015.12.19
景色が良い

夏にピンク色の花を咲かせる上野公園・不忍池の蓮。じつは晩秋〜初冬にかけて、まったく違った美しい景色を見せてくれることをご存知でしょうか?

季節で表情を変える不忍池

蓮の葉が枯れ、茎がまだ完全に朽ちてしまう前、一見するとただの茶色い蓮畑は、太陽の光を浴びると鮮やかに輝き始めます。それはまさに黄金色。この時期にしか見られない景色です!景色を楽しみながら池の周りをのんびり散歩。

上野恩賜公園

野外ステージの辺りから弁天堂の方に向かって撮った一枚。青空とのコントラストがとても美しい

上野恩賜公園

都心でこれほど遠くまで見渡せる場所も珍しいのでは。

上野恩賜公園

夏の不忍池はこんな感じ。この景色も壮観!

数十種類もの野鳥がみられる

もともと野鳥の多い不忍池ですが、この季節はとくにユリカモメがたくさん飛来しています。近づいてもなかなか逃げないので、この蓮池とセットで写真を撮るチャンスもあるかも。ただし、くれぐれもイタズラしたりエサをやったりしないようにしましょうね。ユリカモメのほかにも、カルガモ、オナガガモ、マガモ、キンクロハジロなどなど、さまざまな鳥を間近で見られます。

上野恩賜公園

真っ白なユリカモメもこの季節だけ。

江戸初期に建てられた「弁天堂」

不忍池に沿って歩いていくと、「弁天堂」にたどり着きます。祀られているご本尊「辯才天」は金運アップのご利益があるそう。年に一回、9月に行われる「巳成金大祭」の日にご開帳されます。

上野恩賜公園


不忍池の中にある弁天堂は、寛永寺の堂宇の一つである。

いつ建立されたか、はっきりしないが、寛永寺が創建されて間もない頃だといわれる。天海僧正が寛永寺を創建したときに、水谷伊勢守勝隆とはかり、比叡山の近江の竹生島になぞらえて、不忍池の中に中島を築いて、弁財天をまつったのが、このお堂だと伝えられている。
弁天堂の本尊は、八臂大弁財天。長寿、福得の神として広く信仰を集め、音曲の神としても有名である。― 不忍弁天堂 台東区ホームページ より

そしてここにも季節のモノを発見! たわわに実った柿の木。こちらも青空に映えてとてもきれいです。

上野恩賜公園

枝がしなるほどいっぱい実った柿。これは甘柿?渋柿?

一度行ったことのある公園でも、違う季節に訪れるとまったく違った景色が見られて新鮮です! いつもと同じ道、同じ場所では感じられない季節の変化を、公園で楽しんでみてはいかがでしょうか?

Park Information

開園時間 公式サイトをご確認ください 休業日 公式サイトをご確認ください
入園料 無料(一部有料施設あり) 駐車場 あり
住所 東京都台東区上野公園・池之端三丁目
地図
アクセス JR・地下鉄銀座線・日比谷線「上野」下車徒歩2分
公式サイト http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/ueno/index_top.html

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