遊具はありませんが、散歩したり自然観察をしたり、日常を離れてゆっくりできる公園です。
標高44メートル
「公園」と名前が付いていますが、こちらはその名の通り「太田山」という標高44メートルの小さな山です。
ウォーミングアップ
山の上にも20台ほどの駐車場がありますが、今日は入り口側の駐車場に車を止めてみました。
駐車場の脇に小さな登山道があるので、歩いてみます。山頂までは歩いて10分もかからないので、ウォーミングアップに程よい感じです。
「旧安西家住宅」
山頂に行く手前に、「旧安西家住宅」という古民家があり、江戸時代の農家の生活を感じることができます。中にはボランティアガイドの方がいて、ケン玉、竹トンボ、竹馬など、懐かしい遊びを気軽に体験させてもらえます(月曜定休。月曜が祝日の場合は翌日の火曜が休みになります)。
古代ロマン
旧安西家住宅を出て少し上がると、すぐ山頂に到着です。
山頂には小さな神社があります。実は太田山は、かのヤマトタケルゆかりの地でもあります。ヤマトタケルが東征を進めていたところ、東京湾で嵐に見舞われました。その嵐を鎮めるために、妻である弟橘姫が海に飛び込み、海神を慰めたというのです。太田山は、帰らぬ人となった弟橘姫を偲んでヤマトタケルが海を眺めた場所と言われているのです。
伝説をもとに、ヤマトタケルと弟橘姫をかたどった「きみさらずタワー」があります。タワーに上って東京湾を眺め、古代のロマンに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
またこちらには木更津市郷土博物館「金のすず」もあり、旧石器時代からの発掘品などを鑑賞できます。 (開館日は、旧安西家住宅と同じです)
お散歩コース
山頂は桜の名所としても有名ですが、せっかくなのでもう少し奥も歩いてみましょう。
脇道に入って山を下りて行くと、広場が開けます。春先にはカエルの卵、夏にはトンボ、と生き物がいっぱいる水たまりなどもあります。子どもといっしょに観察したり、追いかけたり、童心に帰ることができます。
また山を登って戻ります。
小さな山なので、1周するだけなら1時間もかかりません。遊具などはないですが、勾配のある道なので小さな子どもは歩くだけでも楽しめます。脇道がたくさんあるので、あちこち入ってみるとちょっとした迷路気分も味わえます。季節感も感じられるので、いろんな時期に散歩してみるのもいいですね。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | – |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり |
住所 | 千葉県木更津市太田2丁目16-2 | ||
地図 | |||
アクセス | JR「木更津駅」から「太田循環行き」のバスで「恋の森」下車 徒歩5分 | ||
公式サイト | – |