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東田大通り公園(福岡県北九州市)

福岡県 2017.03.19
芝生広場 景色が良い コトブキ事例

平成23年12月に国から「環境未来都市」として選定された北九州市。その先進的な取り組みの一環として、東田大通り公園が整備されました。

大きなテーマは”緑の効果をより感じられる公園”とすること。細長い公園はほとんどが草地に覆われ、木も多く植えられています。快適な空間を作るために日陰や蒸散効果を利用しているほか、築山や木立の配置と形状によって自然な風を流す工夫がされているそうです。

緑豊かな公園です

休憩スペースは高さと大きさの違うガラス屋根のシェルターが3つ配置されています。このシェルターは木立の中の日陰をイメージしてデザインされたもので、屋根のガラスに細いスリットが入っています。このため、地面に半透明の影が落ちるようになっています。

光を通すガラス屋根のシェルター

支柱の足元に小さな花壇があるのがお分かりでしょうか。ここに植えられた植物が成長すると、支柱の間に張られたワイヤーに絡み付いていき緑の壁ができるようになっています。撮影時はまだまだ成長途中でしたが、今はどのくらい育ったかも楽しみなところです。

シェルターの足元には…

遊具は公園全体と統一感を持たせるため、築山と一体的に整備されました。こちらは斜面に沿って設置されたローラースライダー。

築山そのものが遊具です

クッション性のあるウレタンでできた斜面もあり、跳んだり滑ったり転がったり、地形全体を使って遊ぶことができます。

ジャンプすると弾んで楽しいそうです

築山を駆け上がるだけでなく、クライマーの壁を伝って築山の上まで行くこともできます。こちらは全身を使うなかなかハードな道のりです。上までよじ登って、ちょっと高い視点から周りを眺めてみるのも気持ちよさそうです。

連なるクライマーの壁

幼児向けのロッキング遊具には北九州市のゆるキャラ「ていたん」と「ブラックていたん」がデザインされています。座る側には市の花ひまわりの飾りがついた、ここでしか見られないご当地遊具です。

隣にブラックていたんもいます

環境未来都市ならではの取り組みがそこかしこに見られる園でした。シロツメクサが群生しているので、春〜夏にかけての季節には白い花が一面に咲いた様子も見られます。街中でありながら緑と風の恵みたっぷりの公園、ぜひお散歩に行ってみてはいかがでしょうか。

※この記事は北九州市の許可を受け、取材・撮影を行っています

Written by 株式会社コトブキ(PARKFULパートナー)

公園の遊具やベンチ等を製造・販売するメーカー。だれもが目にしたことのある製品を作っている会社ですが、なかなか一般の方に知られることのない、縁の下の力持ち。 https://townscape.kotobuki.co.jp/

(撮影:諸石信 / ※被写体の承諾を得て撮影・掲載しているものです)

 

Park Information

開園時間 休業日
入園料 駐車場 なし
住所 福岡県北九州市八幡東区東田2丁目1
アクセス 鹿児島本線「スペースワールド駅」徒歩すぐ
公式サイト


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