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さきたま古墳公園(埼玉県行田市)

埼玉県 2017.03.08
芝生広場 歴史・文化財

埼玉県行田市にある「さきたま古墳公園」は、その名の通り古墳群を中心に整備された公園。歴史上の出来事の舞台ともなった公園を散策すると、自然あふれる風景に古代のロマンを感じることができますよ。

埼玉県名発祥の地

実は埼玉県の県名は、このさきたま古墳公園のある土地が発祥。公園から車で5分ほどのところには「埼玉(さきたま)」という交差点もあり、この地が埼玉県名発祥の地とされています。知らずに行って驚く方もいるかもしれませんね。

さきたま古墳公園

公園内にある埼玉県名発祥の地の石碑

埼玉古墳群

公園内至るところに古墳がそびえ立っています。取材を行った2月中旬は丸墓山古墳のみ古墳上に登ることができましたが、春には稲荷山古墳の上にも登ることができ、丸墓山古墳は菜の花で彩られます。

さきたま古墳公園

丸墓山古墳からは景色が一望できます

さきたま古墳公園

丸墓山古墳から見る稲荷山古墳

さきたま史跡の博物館

国宝「金錯銘鉄剣」が展示されていて、間近に見ることができます。ほかにも古墳から出土した貴重な資料の数々が展示されています。まが玉づくり体験もできるので、少し時間に余裕がある方はぜひt立ち寄ってみてくださね。(詳細は公式サイトをご覧ください。)

さきたま古墳公園

さきたま史跡の博物館入口

さきたま古墳公園

国宝「金錯銘鉄剣」

さきたま広場

遊具などは設置されていませんが、とにかく広いさきたま広場では、ボールで遊んだりラジコンカーで遊んだりと、思い思いに遊ぶ親子が見られました。さきたま広場は夏の「さきたま火祭り」の開催時には屋台が並び、多くの人でにぎわいます。
隣接する駐車場の入口では、古墳公園らしい土偶がお出迎えしてくれますよ。

さきたま古墳公園

子どもたちは思わず走り出す、広ーい広場

さきたま古墳公園

駐車場の入口では、土偶がお出迎え

石田堤

丸墓山古墳から駐車場まで続く道が石田堤です。石田三成が忍城を水攻めする際に陣を張ったことで知られる、丸墓山古墳。
幾度となく日本の歴史の舞台になったさきたま古墳公園は、散策する度に新たな発見がありそうですね。

さきたま古墳公園

石田堤から見る景色。何気ない風景に歴史が隠れています

「歴史を訪ね散策する大人の公園」という印象のさきたま古墳公園ですが、まが玉づくり体験などもできるため、小学校の行事などを通じて近隣の方から親しまれています。
夏になると、古事記に記されたお話をもととする「さきたま火祭り」が行われ、多くの人々で賑わいます。古民家が移設されるなど、季節ごとに花々も楽しめますので、行くたびに違う表情を見せてくれる公園です。

※この記事は行田市の許可を受け、取材・撮影を行っています
Written by まんじゅう丸(PARKFULライター)
好きな公園:グリーンセンター公園(埼玉県川口市)、舎人公園(東京都足立区)、タイヤ公園(東京都大田区)
わんぱく長男と肝の座った長女、二人の母です。上の子は体を動かすことが大好きなので、あちこちの公園へ行きます!

Park Information

開園時間 【さきたま史跡の博物館】9:00~16:30(入館受付は16:00まで)、
7月1日~8月31日 9:00~17:00(入館受付は16:30まで)
休業日 【さきたま史跡の博物館】毎週月曜日、年末年始
入園料 無料(一部有料) 駐車場 あり
住所 埼玉県行田市大字埼玉4834
地図
アクセス JR高崎線「吹上駅」からバスで「産業道路」下車、徒歩15分
JR高崎線「行田駅」からバスで「埼玉古墳公園前」下車、徒歩2分
公式サイト さきたま史跡の博物館

ハウザー広場(コペンハーゲン)

さくら名所100公園:久松公園(鳥取県鳥取市)