富山県を東西に分ける大きな山を呉羽山といいます。そして、その山の中央には県道が通っているのですが、南側を城山公園、北側が呉羽山公園となっています。
里山の自然を感じられる身近な都市公園ですね。
城山公園と呉羽山公園は道を挟んだだけの、同じ山の中にあるので、二つの巨大公園を合わせて見どころを沢山巡ろうというコンセプトで、「呉羽丘陵フットパス」というパンフレットも市から発行されています。さっそく活用して楽しんでみましょう。

呉羽丘陵多目的広場

県道沿いで、大きな駐車場のすぐ側にある広場です。いつもエアーで膨らんでいて、トランポリンのように遊べる「フワフワドーム」やスリル満点の「ターザンロープ」、中に入るとロープネットが張ってある楽しいアスレチックになっている「ツリーハウス」など、子ども達が大好きな遊具が沢山あり大興奮で歓声をあげています。
これらの遊具は、大人の方も一緒に遊べて、童心に返って楽しめますよ。

多目的広場の全体図

一番人気のフワフワドーム

ツリーハウス

富山市ファミリーパーク

有料となっている動物園のエリアは素晴らしく、様々な動物に触れたりすることが出来るのですが、実は、無料で入場できるエリアがあることはご存じでしたか？
今回は、有料エリアに負けないくらい楽しめる無料で入場できるエリアをご紹介します。

駐車場から無料エリアに入って最初に目に入る池には、沢山の野生のカモ達が楽しそうに泳いでいました。
池の定番スワンボートもあります。スワンボートは動物園ということで、パンダなどカワイイ形のボートになっていますよ。

ボート乗り場

有料で馬とふれあう事が出来るコーナーもあります。
スタッフが引いてくれる馬にまたがりコースをまわる「ゆらゆら乗馬」や、二人乗りの馬車に乗ったり、えさやり体験、ブラッシングなどの飼育体験など、大変貴重な経験ができますよ。
オススメですので、ぜひチャレンジしてみてください。

乗馬エリア

遊園地には「メリーゴーランド」「子供列車」「キャラクターカー」「アニマルコースター」「パラトルーパー」など楽しい乗り物がいーっぱいです。

アニマルコースター

パラトルーパー

白鳥城址

城山の最高峰１４５．３ｍに築かれていた城跡です。軍事上の要塞として戦記には多く名前が出てきますが、中でも天正13年（1585年）に豊臣秀吉が、ここに陣を構え、富山城の佐々成政を攻めたことで知られています。
静かな狭い山道を、ずんずん登っていくと道がひらけ、その頂上にはかつて天守閣があった場所にでます。昔はこんな感じでお城があったのかな？どんな風に出陣したのかな？と城の配置図を思い浮かべながらの空想で歴史ロマンに浸っての散歩も楽しいですよ。

自然いっぱいの山道

本丸跡

朝日の滝

この滝には霊験があり、不治の病も治すとして愛されてきました。
今は静かな場所ですが、江戸時代には滝に打たれるために全国から大勢の参拝者が訪れたため、参道には茶店や旅籠が建ち並び賑わっていたとか。
境内にはお堂があり、阿弥陀如来、薬師如来、不動明王、賓頭盧尊者の四尊が祀られています。
また、この滝は「富山の名水」として選定されていますが、現在は飲めないようです。

朝日の滝

朝日の滝のお堂

富山県呉羽少年自然の家

富山県呉羽少年自然の家は、利用する人たちが自然に親しみ、集団生活や野外活動を行い心身を鍛錬し情操や社会性を豊かにしていこうという少年育成施設です。
オリエンテーリング、ザリガニ釣り、森の家づくりなど、楽しいプログラムも沢山です。

かわいい樹の案内板

大自然を感じられる自然の家

富山市建設部公園緑地課の発行する呉羽丘陵フットパスを活用して散策するのがオススメです。
尾根散策コース　約5キロ、歴史探訪周遊コース　約3.6キロ、自然観察周遊コース１　約3.2キロ、自然観察周遊コース2　約1キロと様々なフットパスコースが提案されています。動植物とふれあったり、悠久の歴史を感じたり、立山連峰などの眺望をながめたり、自然の中で充実した一日を過ごすことが出来ますよ。
お出かけの時は、運動靴が必須です。

Written by nyango（PARKFULライター）
休日にはウォーキングやサイクリングを兼ねて公園に出没する30代の女性です。
富岩運河環水公園や富山城址公園が大好きで、のんびりしています。よろしくお願いします。

Park Information