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連載:ポートランドの公園に行こう #06 ザ・フィールズ・パーク

アメリカ:ポートランド 2018.04.24

全米一住みたい街、ポートランド。その街の魅力のひとつにもなっているのが「公園」です。市内には300あまりの公園があり、市民の生活に溶け込んでいます。本連載では、現地調査や政府公開情報をもとに「ポートランドの公園」をテーマにお届けしていきます。

前回連載はこちら↓

尚、本連載は冊子「Go to Porltand Go to PARK ー ポートランドの公園に行こう ー」にてより多くの写真と文章で解説しています。さらに詳しい情報についてはこちらをご覧ください。冊子の詳細・ご購入はこちらから> 連載第6回目は、大勢の人が集まれる広場をご紹介します。

ザ・フィールズ・パーク(The Fields Park)全景

三位一体の公園

The Fields Parkは、再開発エリアPearl Districtに新しくつくられた公園のひとつ。南北に並ぶ3公園のうち一番北にあり、ウィラメット川に面する開放的なロケーションです。水遊びが人気のJamison Square、自然豊かなTanner Springs Park、大きな芝生広場のあるThe Fields Park、と異なる特徴をもつ公園が、歩いて数分の距離間隔で配置されています。

近接した3公園(the Fields Park、Tanner Springs Park、Jamison Square)のロケーション

3つの公園は、街中を貫く一本のゆったりとしたウッドデッキで結ばれ、公園間の行き来がスムーズにできます。また、公園の周りに高い境界をつくらず街に対して開かれているため、公園が街に溶け込んでいるかのような印象をもちます。

公園同士をつなぎ、街中を貫くウッドデッキ

使い方いろいろ芝生広場

The Fields Parkの目印は広大な芝生広場。散歩や日光浴としてだけでなく、イベントなどで大勢の人が集まる場所にもなります。

芝生で日光浴中

イベント中の様子

芝生広場の周りには、座る場所が環境に溶け込むようにデザインされています。

スタイリッシュな子どもの遊び場

公園の入り口付近には子どもの遊び場があります。広場や周辺環境にも馴染むシルバーの遊具とその周りにある木の無垢材のベンチにポートランドらしさを感じます。

通りに面した見通しの良い遊び場

遊具の周りには座れる場所が各所に

橋のたもとのドッグラン

ウィラメット川にほど近い公園の一角には、ドッグランもあります。犬に優しい街としても知られるポートランドは、公園のドッグランの整備が進んでおり、こちらは市内の公園で33箇所目のドッグランのようです。

ドッグラン全景

The Fields Parkは、単独でも充実した公園ですが、周辺の公園あるいは街と一体として公園をとらえると、さらに楽しみ方も膨らみます。街を歩いているいつの間にか公園に、あるいは公園を歩いていたらいつの間にか街中にいる感覚があるPearl Districtの3公園。公園のはしごをして過ごすというのもポートランドの街の楽しみ方のひとつかもしれません。ポートランドに行かれた際は、ぜひ試してみてはいかがですか。

冊子「ポートランドの公園に行こう」販売中

本連載のより詳しい情報は、冊子「Go to Porltand Go to PARK ー ポートランドの公園に行こう ー」に収録しています。ご興味ありましたら、冊子もあわせてご覧ください!

Park Information

開園時間  5:00am-midnight 休業日 なし
入園料 なし 駐車場 なし
住所 1099 NW Overton St, Portland, OR 97209 アメリカ合衆国
地図
アクセス
公式サイト https://www.portlandoregon.gov/parks/finder/index.cfm?ShowResults=yes&SearchText=the+fields

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