さいたま市から川口市へと続く、見沼たんぼの中にある見沼自然公園。東京ドーム約2.3倍の広さの園内には、野鳥の観察もできる大きな池と、広い芝生、自然観察園があり自然を多く残した公園です。見沼自然公園の側道を通る緑のヘルシーロードは桜が美しくサイクリングやジョギングを楽しむ人達にも人気です。
野鳥も訪れる大きな池と野鳥の島
公園の中央に位置する大きな修景池には、野鳥やスイレンなどの植物が楽しませてくれます。柵のない池なので、カモたちが芝生まで上がってきて過ごす、可愛らしい姿をみることもできます。悠々と泳ぐ大きな魚達にも、子どもは釘付けです。
池を遠くにながめ広い芝生広場でのんびり
見沼自然公園の周りには大きな建物が無いため、芝生に寝転ぶと一面の空が広がり市街地近くにいることを思わず忘れてしまうほど。芝生広場ではバドミントンを楽しむ親子や、ピクニックやランチをしたり、のんびり昼寝をする姿も。日常とはすこしちがうのんびりとした時間が流れています。
今の見沼を見守る井澤弥惣兵衛為永
広い芝生広場と修景池をのぞむ場所に、ひっそりと佇む像があります。見沼代用水路の新田開発に携わった井澤弥惣兵衛為永の銅像です。日本三大農業用水でもある、見沼代用水路の歴史を知るきっかけになるかもしれません。
奥へ進すみ静かな自然観察園へ
池にそって公園の奥へ進むと、芝生広場と変わり静かな林に雰囲気が変わります。池の辺りには恐竜の形のオブジェの骨組みや、池を近くで観察できる東屋があり、探検している様な気分になります。池の奥には自然観察園があり、さらに進むと野鳥の池があり生態系を保護するため自然のままの環境を保っています。
桜がずっと続くヘルシーロード
公園の側道沿いに桜並木が続く道が緑のヘルシーロードです。見沼田んぼの桜回路ともよばれ、2017年には総延長20.2kmになり、桜並木の長さ日本一になりました。見沼自然公園なら園内からも眺めることができるのでおすすめです。夏は木漏れ日の中涼しく、秋には彼岸花と一年中楽しめるのも魅力です。
見沼の竜神伝説がモチーフの正面入口のオブジェ
見沼自然公園の駐車場側の広い入口を歩くと、竜のオブジェが目に止まります。公園のある見沼田んぼに古くから伝わる竜神伝説をモチーフに作られています。他にも、周りをよく見るといつくもの川辺の生き物たちのモチーフがあるので、子どもたちと探してみても楽しめます。
自然が多く残る見沼自然公園は、バードウォッチングや季節の草花を愛でたり、昆虫採取など街中では体験できない時間を過ごせる公園です。お弁当やシートを用意してのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | 無休 |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり |
住所 | 埼玉県さいたま市緑区大字南部領辻450-1 | ||
地図 | |||
アクセス | JR「大宮駅」・埼玉高速鉄道「浦和美園駅」から 国際興業バス「締切橋」下車 徒歩5分 東武野田線「七里駅」からコミュニティバス 「締切橋見沼自然公園」下車(平日のみ) |
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公式サイト | http://blog.sgp.or.jp/findpark/midori/minuma_shizen.shtml |
好きな公園:飛鳥山公園(東京)出羽公園(埼玉)
元気な男児2人の育児中。趣味は乗鉄で電車のみえる公園、静態保存の車両をたずねるのが楽しみです。