都会に残る自然の森が魅力の西公園。アップダウンがありますが、遊歩道が整備されているため、ハイキングやランニングコースとしても人気です。今回は、福岡市の「西公園」をご紹介します。
西公園とは
福岡市のほぼ中央に位置する西公園。博多湾をのぞむ丘陵地で、開放感のある景色と人の手が入りすぎていない自然の森を存分に楽しめる公園です。西公園内には、福岡藩藩祖である黒田如水と初代藩主黒田長政を祀る「光雲神社」、歴史を刻む記念碑なども。散策しながら福岡の歴史を感じられます。また桜の名所としても知られ、お花見シーズンには多くの人が見事な桜を楽しみに訪れます。
都会に残る自然の森を満喫
江戸時代から、景勝地として保護されてきた歴史ある西公園。当時の自然がそのまま残り、都会にいながら森のなかにいるような感覚になれます。アップダウンのある遊歩道は、ちょっぴりきつめのランニングやウォーキングを楽しみたい方にもぴったり。丘陵地ならではの、高低差や迫力ある景色も見どころです。
景色を楽しむなら海をのぞむ展望広場へ
海をゆっくり眺めるなら、「西側展望広場」や「中央展望広場が」おすすめ。屋根付きの休憩所もあり、ゆったりと過ごすことができます。お手洗いは公園内に5カ所点在しているため、小さなお子さんと一緒に行く場合は、展望台に行く前に済ませておくと安心ですよ。
子どもが喜ぶ!アスレチック遊具も充実
中央展望広場と西側展望広場の間には、お子さんが喜ぶアスレチック遊具が充実した「多目的広場」も。展望広場から長い階段を下りていくと、湾曲したスペースに大型遊具があります。自然素材をふんだんに使ったダイナミックな遊具は、他の公園ではなかなか見かけないもの。丸太の吊り橋を渡るときのギシギシとしなる感じは、ハラハラドキドキ。お子さんと一緒に大人も楽しめますよ。
公園の景色を満喫できる飲食店も
西公園内にはいくつかの飲食店がありますが、そのなかでも歴史ある「鵜来見亭(うぐみてい)」で西公園の魅力についてお話をうかがいました。昭和21年に開業した鵜来見亭は、名物の「運来鍋(うぐなべ)」をはじめ、お祝い会席や四季の会席を楽しめる和食の名店。長きに渡り、西公園の移り変わりを見守っています。
店主の池田さんによると、西公園の魅力は何といっても「海が見えて同時に自然も感じられる」ことなのだとか。また都会のなかにありながら、虫取りができたり野鳥と出合えたりと自然と気軽に触れ合えるのも人気の秘密です。1年で最も忙しくなるという桜の季節は、多くの人で賑わうそう。特別な日に訪れたい、落ちついた雰囲気が素敵なお店です。
西公園は、お子さんの遊び場としてだけでなく、大人も自然や風情、歴史を感じながらゆったりと過ごせる雰囲気がとても素敵です。アップダウンがあるため、歩きやすい靴や服装がおすすめ。家族や友人と気軽にハイキング気分を楽しめますよ。ぜひ、あなたも福岡市西公園を訪れてみませんか。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | ‐ |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり ※お花見期間中は公園内(駐車場含む)車両通行止め |
住所 | 〒810-0061 福岡県福岡市中央区西公園 | ||
地図 | |||
アクセス | 西鉄バス「大濠公園」バス停下車 徒歩10分 福岡市地下鉄空港線「大濠公園駅」徒歩15分 福岡都市高速道路「西公園」約5分 |
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公式サイト | http://www.nishikouen.jp/ |
福岡・博多を拠点に活動するフリーランスライターnaomi.springです。好きな公園は、海ノ中道海浜公園や東公園。福岡市内の公園を中心に、子どもと一緒に楽しめる公園をご紹介します!