植物を通じての文化、情報とコミュニティーの発信をテーマにした公園です。これまでの公園の「集い」「遊ぶ」の機能に「学ぶ」をプラスし、年間40回に及ぶ様々な講習会が開かれています。緑豊かなA~Eの5つのゾーンで構成され、四季折々の花を楽しむことができます。
満開のコスモスと赤ソバ
Bゾーンではコスモスが見ごろを迎えており、空や池の青とのコントラストが美しい道が続いています。その向かいに咲くのは、ヒマラヤから日本へと持ち帰られた「高嶺ルビー」という品種の赤ソバです。ピンク色に染まる道を歩く人の表情は皆穏やかで、足を止めては撮影する様子が見られました。(赤ソバの開花期間は10月下旬頃迄)。
自由に遊べる!芝生広場
コスモスの通りを抜けると見晴らしのいい芝生広場があります。テントを張ったり、サッカーやバトミントン、虫かごを持ってトンボを追いかける子どもたちの姿が見られました。広い空の下、花と緑と水辺に囲まれて、思い思いに楽しめる空間です。
緑と花のフェスティバル~花の丘マルシェ~
取材日当日は「花の丘マルシェ」が開催されており、午前中から多くの人が訪れていました。今年で7回目になるこのイベントでは、手作り作家さんによるハンドメイド雑貨やオリジナルアクセサリー、お菓子などが販売されます。思い入れのある作品について語る出店者と、素敵な雑貨を見つけて嬉しそうに購入するお客さんの姿が印象的でした。
温室みたいな「花と緑の文化館」
園内でひと際目を引くのが、総ガラス張りの「花と緑の文化館」です。明るい日差しが入る建物内では、観葉植物や多肉植物が展示されています。他にも食を楽しむ教室などが開かれる「講習棟」や、植物に関する様々な相談ができる「緑の相談所」があり、毎月第2日曜日にはマンスリーコンサートも開催されています。
ドッグランやBBQガーデンもあり
災害時には広域避難場所となる公園の総面積は50haと広大です。Eゾーンには約2000㎡のドッグランがあり(登録制)、11月10日・11日には「ワンワフェスタ」というイベントも開催されます。BBQガーデン(予約制、年内11/25迄営業)や、蛍の観賞会が行われた自然生態園、野鳥観察施設など多くの楽しみに出会える場所です。
園内は清潔に保たれており、花や植物が好きな人には特におすすめしたい公園です。最寄り駅からBゾーンまで徒歩10分、駅前には大型ショッピングモールとEゾーン近くにコンビニがあります。一つの公園でありながら豊富なイベントと企画により、いくつもの楽しみを広げている所が印象的でした。
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Park Information
開園時間 | 常時開園 (自然生態園:9時〜16時30分、花と緑の文化館:9時〜17時) |
休業日 | なし (花と緑の文化館:第2水曜日・年末年始休館、BBQガーデン:毎週月曜休業) |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり(B・Eゾーンの2ヶ所/有料) |
住所 | 千葉県印西市原山1-12-1 | ||
地図 | |||
アクセス | 北総線「千葉ニュータウン中央駅」下車、徒歩約10分 | ||
公式サイト | http://www.cue-net.or.jp/kouen/hana |
好きな公園:国営昭和記念公園(東京都立川市)、井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)
情緒のある庭園も大好きです。取材を通じて出会う公園の魅力に興奮しながら撮影しています。