冒険のトリデやボート場、総合競技場に日本庭園など様々な施設があり、春には桜の広場やバラ園が多くの人で賑わいます。子供は広場で遊んで、スポーツ好きは体育館で汗を流し、大人はお茶室や四季折々の花を楽しむ。そんな風に幅広い世代を受け入れてくれる公園です。

子供に大人気！「冒険のトリデ」

明るいはしゃぎ声が絶えない「冒険のトリデ」には、葉っぱの付いたかわいい滑り台やトンネルみたいなチューブスライダー、ボルタリングのようによじ登る壁など、360度どこから見てもわくわくするような複合遊具があります。体育館脇にあるアスレチックと併せると、子供たちは一日たっぷり遊べそうです。

カラフルな砦のような複合遊具。

脇にもぐるりと遊具が。

滑って出てきた子供の顔が皆輝いていました。

こちらの滑り台も大人気。

「レストハウス」で一休み

冒険のトリデを抜けると、ちょうど公園の中央に位置するボート池が広がります。3月～11月にはスワンボートが楽しめるほか（土日祝限定）、池に面したレストハウスでは軽食と売店があり、バーべキュー場も用意されています。

池の真ん中にあるレストハウス。

人慣れしたカモが水面から上がってきました。

池の周囲にはベンチがあります。

「日本庭園」で贅沢な時間を

ボート池の隣には回遊式の日本庭園があり、ゆったりとした時間が過ごせます。桜の時期も魅力的ですが、冬の澄んだ空がそのまま池の色になった景色も見事でした。庭園内には茶室「松柏亭」があり、季節の和菓子、抹茶などを味わうことができます。

凛とした空気が漂います。

お茶室「松柏亭」

白玉ぜんざいや抹茶フロートもあります。

「四季の広場」を散策

日本庭園の他にも季節の趣を感じられるのが「四季の広場」。一見普通の広場に見えますが、円形の芝生地の外側をぐるりと囲むように石段があり、陰暦で月の名称が彫られた石と、その月を象徴するような草花が植えられた植物園になっています。現在は睦月のゾーンでロウバイの花が咲いていました。

「四季の広場」の様子。

月名が彫られた植物園になっています。

睦月のゾーン。冷たい空気の中で咲くロウバイに元気をもらいました。

緑・スポーツ・文化の拠点として

広大な敷地を持つ園内は、総合競技場や野球場、コミュニティ体育館などのスポーツ施設も充実しています。取材日は「柏市新春マラソン」が開催されており、園内のコースを爽やかに駆け抜ける選手への熱い声援が響いていました。

柏市新春マラソンの様子。

公園センターには授乳室やおむつ替えシートもあります。

どの季節でも、どんな年代の人でも楽しめる懐の深い公園でした。景色が美しく、ドラマの撮影に使用されたのも納得です。写真が趣味という方にもおすすめしたい場所です。

Written by 安達 梢（PARKFULライター）
好きな公園：国営昭和記念公園（東京都立川市）、井の頭恩賜公園（東京都武蔵野市）
情緒のある庭園も大好きです。取材を通じて出会う公園の魅力に興奮しながら撮影しています。

Park Information