本記事は田川市建設経済部より情報提供にご協力いただき制作しました。
田川市石炭記念公園は、かつて筑豊最大の規模を誇った三井田川鉱業所伊田竪坑の跡地に整備されました。炭坑節発祥の地として、毎年、「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」が開催され、2018年(平成30年)には公園内にある三井田川鉱業所伊田坑跡を含む「筑豊炭田遺跡群」が国指定史跡になりました。公園には、炭都田川のシンボル的存在であり筑豊の貴重な炭坑遺産である旧三井田川鉱業所伊田竪坑第一・第二煙突と同伊田竪坑櫓(通称・二本煙突と竪坑櫓)があり、建造から110年もの間、田川のまちを見守り続けている荘厳な姿を見ることができます。
旧三井田川鉱業所伊田竪坑第一・第二煙突(通称・二本煙突)
「月が出た出た月が出た」でおなじみの日本を代表する民謡「炭坑節」は、本市が発祥の地であり、「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん、煙たかろ」とある歌詞の煙突は、田川市のシンボル・二本煙突です。
旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓(通称・竪坑櫓)
二本煙突と竪坑櫓は、現存する明治期のものとしては国内最大級を誇っており、今もなお炭坑で働かれた方々や市民の誇りとなっています。
「炭坑節発祥の地」碑
「炭坑節発祥の地」を示すモニュメントを設置し、来園者へ炭坑節の歴史を伝えています。公園内は、このモニュメントから「炭坑節」が園内に響いています。
坂田顕彰公園駐車場からの眺め
石炭記念公園に隣接した坂田顕彰公園駐車場からは、五木寛之氏の著書「青春の門」の冒頭で「異様な山」として紹介される香春岳やボタ山とともに公園全体が見渡せます。
田川市石炭・歴史博物館
石炭記念公園内には、石炭を主なテーマにした石炭・歴史博物館があります。ユネスコ「世界の記憶」山本作兵衛コレクションを含む約1万5千点の石炭関連資料があり、当時の様子を知ることができます。
TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~
炭坑節発祥の地であり、炭坑のまちとして栄えた田川の文化と歴史を全国に発信しようと、「TAGAWAコールマイン・フェスティバル~炭坑節まつり~」を平成18年に始め、今年で14回目を迎えます。石炭記念公園を会場とし、伝統芸能や創作炭坑節の紹介など様々なイベントがあり、2日間で県内外から約15万人が訪れます。まつりのクライマックスは、参加者が正調炭坑節に合わせていっせいに踊る炭坑節総踊り。参加チームごとに色とりどりの衣装を着た人々が大きな円を描きながら踊る様は圧巻です。夜には、二本煙突や竪坑櫓のライトアップをバックにキャンドルが灯されます。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | なし |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | 約50台 |
トイレ | あり | おむつ交換台 | なし |
住所 | 福岡県田川市大字伊田2734-1 | ||
地図 | |||
アクセス | 電車:「田川伊田」駅から徒歩約8分 バス:「石炭記念公園口」バス停から徒歩約5分 |
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公式サイト | https://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/kiji003215/index.html |