本記事は鶴舞公園事務所より情報提供にご協力いただき制作しました。
鶴舞公園は、明治42年(1909年)に名古屋市が設置した最初の公園で、サクラ、バラ、ハナショウブなどの花の名所として、また緑豊かな憩いの場、スポーツ・レクリエーションの場として市民の皆さんに親しまれています。開園当初から和洋折衷式の造園様式や噴水塔、奏楽堂など、その歴史を今に伝えており、平成21年7月23日には、公園のほぼ全域が国の登録記念物(名勝地関係)に登録されました。
噴水塔
明治43年に当公園で開催された関西府県連合共進会会場の正面広場にあったもので、設計は鈴木禎次、ローマ様式の大理石に石組みという和洋折衷式です。
奏楽堂
明治43年、関西府県連合共進会の中心的施設として建設された、アールヌーボを取り入れたイタリアルネサンス風の建造物。昭和9年に老朽化のため取り壊され、デザインの異なる奏楽堂が建てられていましたが、平成9年に築造当時の姿に復元されました。
普選記念壇
普通選挙法の施行を記念して、昭和3年に名古屋新聞(現・中日新聞社)より寄贈された野外劇場です。
名古屋市緑化センター
“みどり豊かなまちづくり”を目指し、市民の緑化意識の高揚、植栽知識の普及を図るための拠点施設として開館し、令和2年5月に開館40周年を迎えました。毎年、植物をより身近に感じてもらうために様々な展示会や講習会を実施し、緑化に関する相談も受付けております。
四季折々の花の名所
サクラ
鶴舞公園には約700本のソメイヨシノが植えられています。平成2年には噴水塔北側の桜林が「さくら名所100選の地」に指定されました。見ごろとなる3月下旬~4月上旬には『鶴舞公園花まつり』の一環として桜林がライトアップされ、大勢の花見客で賑わいます。
バラ
鶴舞公園のバラ園には約120種1400株のバラが植えられています。春は5月中旬~6月上旬、秋は10月中旬~11月上旬にかけて赤やピンク、黄、白など色とりどりの花が咲き、芳醇な香りを漂わせます。
ハナショウブ
鶴舞公園の菖蒲池には約90種2万株のハナショウブが植えられています。見ごろは5月下旬~6月上旬で、青紫や白、黄色といった様々な花色が豊富に咲き誇ります。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | 年中無休 |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | 有料駐車場182台あり |
トイレ | 男女別、多機能トイレあり | おむつ交換台 | 有(名古屋市緑化センタートイレ内) |
住所 | 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1 | ||
地図 | |||
アクセス | JR中央線から地下鉄「鶴舞」駅より徒歩すぐ | ||
公式サイト | https://tsurumapark.info/ |