今回は、以前紹介したパイオニア・コートハウス・スクエア(Pioneer Courthouse Square)の1ブロック先にある”ディレクター・パーク”です。
1920年代にPortland開拓・開発に尽力されたMr.SimonとMrs.HelenのDirector夫妻の功績を称えた公園です。Mr.Simonはロシアから、Mrs.Helenはポーランドからポートランドに移住し、ポートラントの開発に貢献されてきたそうです。現在も多くの若者やヒッピーを魅了し、開発されていくポートランドですが、今も昔も変わらないようです。
環境に優しい都市として有名なポートランドには珍しい都市型公園
公園は一片80メートルほどしかない小さな公園ですが、設備とアクティビティに溢れていました。
当日は、結婚式が開催されていました。新郎・新婦の姿は赤のドレスの女性の影に隠れていますが…。参列されている皆さんが普段着だったので、結婚式だと気づくまでに時間がかかりました。
とにかく、イベントでいっぱいの公園です。
公園の4分の1は屋根に覆われており、夜間はライトアップされるという、昼も夜も雨の日も楽しめる全天候型の公園です。
Elephants( in the Park)というハンバーガーショップがあります。この公園のオリジナルメニューもあります。
名物は、The Park Burger!
そして、公園内にあるスペースはいつも大賑わいです。
もちろん、小さな子供達もたくさん楽しめます。
小さな公園ということもあり、遊具はありませんが、子供達も存分に楽しめる仕掛けがいっぱいです。床石で作られたチェス盤は周囲の人も巻き込んでみんなで楽しめます。他にもチェス盤のついたテーブルも数台設置されています。
チェスは、エレファントの従業員の方が管理されており、朝7時から夜9時まで楽しめます。
水遊びのできる噴水もあります。日本の公園だと温度管理や安全管理など徹底した運用をされていますが、ここではお構いなしに子供達が自由に水遊びしてます。
噴水を囲むように設置されている大きなサークル状のベンチ。こうした設備の1つ1つがしっかりとデザインされています。
もちろん、Free WiFiもあります
スターバックスやホテルのロビーだけでなく、公園にもWiFiが当たり前のように設置されているあたりが、ポートランド市民にとっての公園の重要性をうかがい知ることができます。
こんなに機能やコンテンツ盛りだくさんの公園ですが、0.46エーカー(1800平米)しかありません。日本の標準的な街区公園よりも小さなサイズではないでしょうか? パイオニア・スクエアもそうですが、小さな公園や広場が賑わっているとその街全体が賑わっているような印象を受けます。公園周辺の商業施設の活性化を含め、まだまだ公園が街に貢献できることが多いのではないでしょうか?そんな、これからの公園の役割を感じさせてくれる素晴らしい公園でした!
東京にもこうした公園がもっと増えないかなぁ…
Park Information
開園時間 | – | 休業日 | – |
---|---|---|---|
入園料 | – | 駐車場 | – |
住所 | 815 SW Park Avenue、Portland, OR 97205、アメリカ合衆国 | ||
地図 | |||
アクセス | – | ||
公式サイト | http://www.portlandoregon.gov/parks/52453 |
冊子「ポートランドの公園に行こう」販売中
ポートランドの公園にご興味ありましたら、冊子もあわせてご覧ください!