つつじの名所として知られるつつじが岡公園ですが、今回は知る人ぞ知る夏の風物、花ハスまつりの遊覧船を紹介します。
花ハスまつりとは
つつじが岡公園の北側に広がる城沼の花ハスが見頃となる7月〜8月中旬にかけて花ハス見物の遊覧船が出されます。
この遊覧船は、12年前から続く全国でも珍しいイベントです。サービス満点のベテラン船頭さんの案内で、お年寄りから小さなお子さんまできっと満足出来る内容です。
乗船前
船着き場はこんな風景。約30分の遊覧で、2艘の船が運行しています。
待合所にはきゅうりの浅漬けがあって、それを食べながら乗船を待ちます。小さなお子さんはライフジャケットを装着します。
出航
沼の縁に沿って群生している蓮をながめながら、のんびりと船は進みます。途中で葉っぱの上に乗ったコサギに遭遇。この辺りのハスは朝鮮ハスといって葉っぱの下に花が咲いています。水深は約2mだそうです。
ハスの間に割って入る
さてこれからが本番、ハスの間に船が分け入ってゆきます。
ハスの茂みの中をクルージングしながら、時折見頃のポイントでエンジンを停めてくれます。
もうそこは、コロボックルの世界です。時折葉っぱに溜まった水が降り掛かってくることがありますが、それは御利益だそうで、こういうおおらかな考え方がいいですね。
ハスの実を食べる
船頭さんが緑色のハスの花芯を割って中から実を取り出してくれました。皮を剥いて、中の白い部分が食べられるそうです。
サクッとした歯触り、甘みがあってなかなか美味です。これを食べると10年長生きするとか。でも欲張って食べ過ぎるともとに戻るとかいうたわいもない話が笑いをさそいます。
古代ハスのエリア
城沼の奥の方は古代ハスの群生地があります。花が葉っぱの上に飛び出して咲いているのが特徴だそうです。
プレゼント
船頭さんが最後に子どもたちの自由研究用にといって、好きなハスの葉を1枚採って持ち帰っていいよと言ってくれます。子どもたちは大きな葉っぱを傘のようにして大喜びです。
そしてフィナーレは、ハスの茂みの中をを高速で走り抜けるジャングルクルーズです。船にばさっばさっとハスがぶつかってきて、子どもたちのキャーキャー言う声に大人たちは大笑いですがこれは写真にできませんね。
Park Information
開園時間 | ‐ | 休業日 | ‐ |
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入園料 | 季節により異なります。公式HPでご確認ください | 駐車場 | あり |
住所 | 群馬県館林市花山町3181 | ||
地図 | |||
アクセス | 東武伊勢崎線「館林駅」からバスで「つつじが岡公園入口」下車、徒歩12分 | ||
公式サイト | http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/tsutsuji/index.html |