京都府北部、日本海の宮津湾にある天橋立。海岸から細長く伸びる砂州に、大小約5000本もの松が茂っている珍しい地形で、国の特別名勝に指定されています。
安芸の宮島、陸奥の松島とともに、日本三景として有名な景勝地もまた公園の一つ。天橋立一帯は、京都府立天橋立公園として管理・維持されています。

廻旋橋

京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩10分ほどで、天橋立公園に到着です。周囲に駐車場も多くありますが、夏休み中だったので、満車の看板が目立ちました。

飲食店などが立ち並ぶ通りを抜けると、「小天橋」という橋が見えてきます。別名「廻旋橋」とも呼ばれ、船が通るたびに90度回転する珍しい橋だそう。中ほどで2つに分かれ、船が通り終えると元に戻ります。残念ながら、訪問時は旋回しているところは見れませんでした。

一見普通の橋です

松並木

天橋立の代名詞ともいえるのが、松並木。長く延びる道の両側に、青々とした松がトンネルのように続いています。

松並木

松の中には、傍らにサインが設置されているものも。色々な名前がついた松があるので、探しながら歩くのも楽しそうです。
一つの幹から、二本に分かれた木。なんだか仲の良い夫婦のように見えませんか？

夫婦松

千貫文目の価値があるといわれた名木などもあります。

千貫松

海水浴場

景勝地のイメージが強い天橋立ですが、海水浴ができることでも知られています。7月下旬の日曜日だったので、海は大賑わい。
海水浴場のあたりにも、松が多く茂っているので、テントがなくても日陰で過ごせます。

賑わう夏の海

天橋立神社と磯清水

園内には、たくさんの史跡が残っています。松林の中を進んでいくと、道の傍らに天橋立神社がありました。

お参りする方を多くみかけました

神社の近くには、「磯清水」という日本名水１００選の一つに選ばれた井戸も。周りを海に囲まれているにもかかわらず、真水が湧いているそうです。不思議ですね！

現在は飲めません

自転車や船で巡ってみよう！

天橋立を端から端まで歩くと、片道50分ほどかかります。効率的に巡るには、レンタサイクル（有料）などが便利。私は徒歩で回りましたが、自転車の方にどんどん追い越されていきました。借りれば良かった・・・・・・。

お土産物屋さんなどで借りられます

潮風を感じながらサイクリング

観光船乗り場もあるので、海上から景色を楽しむのもいいですね。

「股のぞき」を体験！

天橋立の北側には、傘松公園という展望を楽しめるエリアもあります。山の中腹にある傘松公園も、天橋立公園の一部。ここで、有名な股のぞきを体験できます。
股の間から見る天橋立は、天に架かる橋のよう！女性は少し恥ずかしいポーズですが、絶景のために思い切ってガバっといきましょう！

我が家もおばあちゃんと孫でチャレンジ：2015年8月撮影

青松と白砂が美しい天橋立公園。散策したり、海で泳いだりと色々な楽しみ方ができる場所です。

Written by みな（PARKFULライター）
好きな公園：行船公園（東京）・向島百花園（東京）・奈良公園（奈良）
千葉県市川市在住の公園大好きな一児の母です。娘（Ｈ25年1月生）のため大規模遊具を求めて、東京や千葉の公園に出かけます。交通手段は主に自転車。最近、口が達者になった娘に振り回される日々・・・。

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