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世田谷区の公園ワークショップ(4)参加レポート

レポート 2017.10.11

世田谷区の街区公園を考えるワークショップ第2弾に参加してきました!

初回のワークショップでは、松陰神社エリアの公園で何ができたらいいかグループワークを通じてアイデア出しがされました。第2弾となる今回は、前回出てきたアイデアから公園で”やりたいこと”の具体的なイメージを絞っていくというものでした。会場は、多くの人が行き交う松陰神社駅前のカフェ。午後3時から7時まで出入り自由のオープンハウス形式で行われ、雨にもかかわらず多くの人で賑わっていました。

ワークショップは3つのエクササイズで構成。

Exercise 1 やりたいと思う”コト”への投票

前回のワークショップから出てきた”コト”のアイデアを整理し、ビジュアル化したイメージ写真を使ったエクササイズ。「集まる」「一緒に食べる」「エクササイズする」「場づくりと皆で作る公園家具」「お祝いをする」「遊ぶ」「ガーデニングをする」の7つに分類された計68のイメージ写真から公園でやりたいと思うこと、できたらいいなと思うことにシールを貼って投票します。

赤いシールは地元住民の方々、黄色いシールは地元以外の方々の票

 Exercise 2 季節ごとのあったらいいなと思うイベントの書き込み

次に、公園であったらいいなと思う季節ごとのイベントや行事を年間カレンダーに記入していきます。イメージ写真にはないような新しいアイデアなど、参加者が思い思いに書き込みます。

季節を活かした公園ならではのイベントがたくさん綴られてました

Exercise 3 4公園でやりたい”コト”のプロット

最後は、対象となる4つの公園の写真に、その場所でやりたい”コト”やあったらいいなと思う”コト”をプロットするというもの。最初のエクササイズに出てきた7種類の”コト”のイラストが書かれたシールを貼っていきます。

実際の公園の写真と図面を見ながらどのスペースに何をやりたいか考えていきます

どのエクササイズも短時間で、ゲーム感覚で楽しめるものばかり。駅に行き交う人々がふらりと立ち寄れる気軽さもあってか、今回のワークショップには120人もの人が参加したそうです。参加者は、下校中の学生、夕方の買い物帰りの親子連れ、仕事帰りのサラリーマン、散歩中のご近所さんと実にさまざま。中には、昨日引っ越してきたばかりの方もおり、「まだ引っ越してきたばかりで公園のことはよくわからないけれど、街に関心を持つきっかけになった」と話してくれました。古くから住む地元の方々と新しく移り住んできた若者が混ざり合う松陰神社エリア。このような幅広い人の意見を取り込んでいくワークショップで何が生まれるのか楽しみです。次回のワークショップは11月に予定とのこと。今後も注目していきたいと思います。

Written by Hiroko(PARKFUL編集部)
好きな公園:新宿御苑、富山運河環水公園、チュイルリー公園(パリ)
どこにいっても誰もが自由に入れるのが公園。全国・世界各地の旅先で公園を訪れ、見比べるのを楽しんでます。

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