PARKFUL

日本全国の公園の魅力を発信するWEBメディア

×
> 公園紹介 > アメリカ:ポートランド > 連載:ポートランドの公園に行こう #02 公園のような街、ポートランド

連載:ポートランドの公園に行こう #02 公園のような街、ポートランド

アメリカ:ポートランド 2018.03.20

全米一住みたい街、ポートランド。その街の魅力のひとつにもなっているのが「公園」です。市内には300あまりの公園があり、市民の生活に溶け込んでいます。本連載では、現地調査や政府公開情報をもとに「ポートランドの公園」をテーマにお届けしていきます。

連載第1回目はこちら↓

尚、現在発売中の冊子「Go to Porltand Go to PARK ー ポートランドの公園に行こう ー」にてより詳しい情報を掲載しています。冊子の詳細はこちらから>

連載第2回目となる今回は、2017年9月に訪れたポートランドの街の様子を【キーワード】と共にお伝えします。

【Green】

街の中心から少し足を伸ばせば、広大な自然にアクセスできる街ポートランド。街中にも青々と生い茂る樹木が、溢れていました。足元にも目を向けると、芝生や植栽などの緑化の工夫も窺えます。視界のどこかに”緑”があるような、そんな印象が残ります。

go-to-partland1

心地良い木陰に覆われた市街地の通り

go-to-partland2

ライトレールの線路緑化

go-to-partland3

街からほど近くにあるトレイルスポット

【Water】

市内を横たわるウィラメット川の水辺へ簡単にアクセスでき、”水”を身近に感じることができます。また、広場には豊富な水資源を活かしたランドスケープ、通りには水飲みが設置されるなどいろいろな形で水と触れることができるようになっていました。

go-to-partland10

ウィラメット川に架かる浮橋へのアプローチ

go-to-partland9

水を大胆に使ったランドスケープ

go-to-partland14

通りに設置された水飲み

【Playful】

DIY精神が旺盛で、自由な発想で自己表現する文化が根付くポートランド。”遊び心”溢れるユニークな壁グラフィティやストリートファニチャーが街中に点在し、楽しさと人の温かみを感じるチャーミングな空間を演出していました。

go-to-partland8

自転車コミュニティセンターの建物壁面に描かれたカラフルなグラフィティ

go-to-partland3

思わず触りたくなるおもちゃのような柵

go-to-partland13

標識の廃材?を利用してつくったゴミ箱

【Seats】

ポートランドの街の歩きやすさの秘訣は、街のつくりや交通の利便性だけでなく、”座るところ”の豊富さにもありそうです。街中にはベンチだけでなく、カフェテラス、広場の階段、建物の凹凸や商業施設内など、空間に応じたさまざまな座る場所がありました。

go-to-partland11

通り沿いの店舗が通りに設置するサイドストリート・カフェ

go-to-partland4

駐車スペースに設置されたストリート・シート

go-to-partland5

食べ物をテイクアウトした人々が集まる階段広場

go-to-partland6

一階をパブリックに解放しているホテルロビー

go-to-partland12

スーパー内にある食堂コーナー

まとめ

いかがでしたでしょうか? ポートランドの街は、緑や水に溢れる豊かな自然に恵まれ、遊び心ある雰囲気と座るところもたくさんあり人が心地良く過ごせる環境がありました。街全体が人を癒しゆったりと包み込んでくれて、まるで”公園のような街”のようにも感じます。

次回からは、ポートランドの特徴的な公園を紹介していきます。ぜひ、引き続きご覧ください。

冊子「ポートランドの公園に行こう」販売中

本連載のより詳しい情報は、冊子「Go to Porltand Go to PARK ー ポートランドの公園に行こう ー」に収録しています。ご興味ありましたら、冊子もあわせてご覧ください!

佐賀城公園(佐賀県佐賀市)

【募集終了】PARKFULフォトコンテスト〈あなたの身近なさくら名所公園〉