パークフルと町田市は、2019年1月に「公園情報の発信と活用に関する協定」を締結しました。パークフルとの連携から半年経ち、町田市ではどのような活用されているのか、また、今後期待することなどを町田市公園緑地課の渡辺さん、新さん、中村さん、松田さんにお話をお伺いいたしました。
小さな公園についての情報発信ができるチャンネルとしてPARKFULを活用
― PARKFULと連携していただく決め手となったのはどのような点ですか?
渡辺さん:町田市内のそれぞれの公園について設備や特徴などの情報発信をしたいと思っていたという点と、課内での公園情報の一括管理をしたかったという点の2点です。当時課内でそれらができておらず、PARKFULを見つけたときその2つができそうだと感じたことが決め手です。今までは市に聞かないとわからなかった公園の設備情報についてもアプリから検索ができるところにも魅力に感じました。
新さん:行政の情報発信の手段は主に広報誌やHPで、そこには大きな公園についての情報は掲載されていても、小さな街区公園などについてはなかなか紹介できていませんでした。そこで、街区公園などの小さな公園についても情報掲載や設備管理のできるチャンネルがあるといいな思っていました。無料だということも大きいです。(笑)
情報発信の課題とアプリの活用について
― 町田市内にはとても多くの公園があるかと思いますが、それぞれの公園について掲載状況はいかがでしょうか。
渡辺さん:町田市内には全部で800箇所以上公園があり、それぞれの公園に対する紹介については代表的な公園以外はほとんどできていない状況です。最近PARKFULにそれぞれの公園の写真を登録したので、見た目の情報量はアップしましたが、設備情報や内容についてはまだまだ足りていないのかなと思っています。
新さん:写真についても公園全体を写した写真ばかりで、遠目でよくわからなかったりしますので、公園の特色がわかるような写真をもっとふやしていけたらと思っています。
― 積極的に情報をご提供いただきありがとうございます!普段の業務の中でPARKFULアプリを活用することもありますか?
渡辺さん:窓口対応時によく利用しています。地図から公園の情報を確認できるようなシステムが町田市にないので便利です。窓口対応時にはPARKFULの周知のために、あえて画面を見せながら説明している職員もいます。
新さん:すぐに知りたい情報をパッと知れるところがいいです。公園の名前を言われたときにすぐに場所もわかるので、我々職員が緊急対応で公園に向かう時などにも使っています。
中村さん:PARKFULと連携し市民と職員が使うデータをPARKFULのデータを使うことでひとつにすることで、話の伝わり方の効率が変わってくるように思います。民間の強みとを町田市の強みを活かして市民サービスにつなげていくために業務改善にも繋げていきたいです。PARKFULのようなシステムを市で開発しようとすると、とてもじゃないお金がかかります。なので、このようなシステムと我々の情報発信がうまくリンクしたらよいと思います。
― 普段からご活用いただけているようで大変嬉しいです。市民の皆さまにはPARKFULをどのように活用してもらいたいですか?
新さん:こちらから情報発信をするだけでなく、市民の方からももっと投稿してもらえるようになればいいなと思います。公園で見つけたいいところを気軽に投稿してほしいですね。投稿を見て我々も今まで気づいていなかった魅力を発見できるかなと期待しているので、双方向から発信していけたらいいと思います。
中村さん:町田市では多くの子育て世代の方に転入していただきたいと考えています。転入を検討中の方にもアプリを見ることによって、住みたいと思っているエリアの公園の状況が非常にわかりやすくなっているので参考にしていただきやすい。「こんな公園あるんだよ」など大人だけでなくこどもたちの中でもみてもらえるようになるといいなと思っています。
PARKFULに期待すること
― 最後になりますが、今後のPARKFULに期待することがあれば教えてください。
渡辺さん:期待することとしては、自治体側の管理画面上ではアプリからの修正情報について、件数はわかるが内容がわからないので内容まで分かるようになるといいなと思っています。公園に対してのネガティブな情報も管理する側からすると欲しい情報です。我々の課題としては、情報量もまだまだ全然追いついておらず使いこなせていない点です。PARKFULのコンセプトの通り、市民の方も一緒になってみんなで公園情報をつくりあげていけたらいいなと思っています。
― お忙しいところご協力をいただき誠にありがとうございました!より多くの市民の方に使っていただけるようPARKFULとしても広報活動等励んで参りたいと思います。