大人になるとラジオ体操は子どもの頃の懐かしい思い出となってしまった方が多いかもしれません。しかし、実は今も全国各地で毎朝ラジオ体操が行われています。その数、都内だけでも300以上。多くの人に今なお親しまれているラジオ体操の会場となっている公園のひとつをご紹介します。

日の出とともにスタート

あたりはまだ薄暗い早朝、中原街道沿いにひっそりと佇む大きな池。都内屈指の池の広さを誇るここ洗足池公園は、ラジオ体操会場のひとつでもあります。大通りとは対照的に暗く静まりかえった公園。果たして、本当にラジオ体操をしに人が集まっているのか・・・。ラジオ体操の番組放送が始まる６時半目指して会場へ向かいます。

洗足池駅前と洗足池公園を結ぶ歩道橋より眺める中原街道と洗足池のほとり

敷地の半分以上を池が占めるという公園の全景

思い思いの場所から池に向かって

そんな心配はよそに公園の入り口へと進むと・・・そこにはたくさんの人影が。１００人以上もの方々がラジオ体操をしています！

公園の広場入り口からみたラジオ体操会場

この朝早い時間帯に、見渡す限りの人々が同じ動きをされている光景はなんだか壮観。

地面が平で意外に運動し易いという遊具周辺のスペース

広場におさまりきらずに、茂み越しの歩道から参加される方

さらに、その歩道を超えた神社の前庭から参加していらっしゃる方まで

みなさん、思い思いの場所を見つけて、のびのびと運動。体操が終盤に近づくと次第に日が昇り、あたりも明るくなってきます。

自然に集合、自然に解散

ラジオ体操が終わると自然解散。帰路へつかれる方、続けて運動される方、仲間で集う方・・・それぞれの時間の過ごし方へ。参加者の中には、「終わったらバトミントンを１５分間やり、その後にお茶をするのが日課。」ということで、用意周到にお茶の入った水筒とバトミントンのセットを毎日持参している方もいらっしゃいました。

ラジオ体操に持参するオリジナルグッズ

ラジオ体操に引き続きバトミントンをされる方々

写真が趣味とう男性参加者は、ラジオ体操の後に一眼レフで公園の風景の移ろいを写真に納めるのが趣味だということで、ラジオ体操後さっそく撮影に移られていました。

ラジオを持参できる方は持参して、放送に合わせて自然と集まり、解散していく、自由なスタイルだから続けられるのでしょう。そして、それぞれ工夫しながら自分の生活の中に上手にラジオ体操を取り入れていました。みなさんも、まずは、ご近所で運動をできる場所を探すところから始めてみてはいかがでしょうか。
全国のラジオ体操会場一覧はこちらです。>>>http://www.rajio-taiso.jp/kaijou/

Park Information