山のてっぺんにあるロケットの形をした赤と白の「コスモタワー」がシンボルの公園です。

星の町、臼田の宇宙公園

４haの広さがある稲荷山公園は佐久市臼田地区の中央に位置する公園で、全国でも珍しい宇宙をテーマにした公園です。
臼田地区は星を観測する天体望遠鏡や東洋一のパラボラアンテナと言った宇宙に関する施設があり、稲荷山公園内のコスモタワーもその内のひとつです。

滑り台や芝生の広がるエリアと、森の中の遊歩道を歩いたり山中の稲荷神社にお参り出来る散策コースがあります。１８ホールのマレットゴルフ場もあり、幅広い世代が楽しめます。

案内図

国道141号線から来た場合はこの青いバスの停留所が目印。

青いバスの停留所が目印

坂を上ると第一駐車場があります。近くに第二駐車場も。奥にはお手洗いがあり、多目的トイレも付いています。

第一駐車場

臼田駅から来る場合は、臼田橋を渡ってすぐに見える赤い鳥居群が稲荷山公園の入り口。こちらにも駐車場と多目的トイレがあります。

臼田駅側のiriguti

コスモタワー周辺

国道141号線から、稲荷山公園に到着してまず一番に気になるのは、遠くからでも確認できる「コスモタワー」です。このコスモタワーは高さ35メートルの展望台で、109段の階段を上り切ると佐久地方を一望できます。
また、からくり時計の機能を備えており、決まった時間になるといつもとは違ったコスモタワーを見ることができます。

からくり時計稼働中のコスモタワー

展望室からの浅間山

中腹と最上階にある展望台は佐久平を見渡せる360°パノラマ。条件が揃うと、北に浅間山、南に八ヶ岳が見えます。
最上階の展望室には100円で100秒間楽しめる双眼鏡もありますよ。

佐久平を見渡せる360°パノラマ

稲荷山公園でもうひとつ目を引くのはコスモタワー近くにある長い滑り台です。宇宙基地をイメージしたこの滑り台は２基のローラー式滑り台とステンレスパイプを縦に繋いだ１基の滑り台で構成されており、途中で木製の梯子を上るといったアスレチック要素も含まれています。

コスモタワーと宇宙基地イメージの滑り台

２基目のローラー式滑り台。
右手に見える銀色の滑り台は運動着などで滑るとスピードが出過ぎるほど！スリル満点で面白いものですが、同時に注意が必要です。
滑り降りた先は芝生の広場になっていて、ボール遊びをしたり、ピクニックをすることもできます。花壇ではもうすぐ百合が咲きそうでした。

また、コスモタワーを中心とする広場にはもうひとつ長い滑り台があり、日差しを避けながら休憩出来る東屋やベンチ、小さなお子さんが遊べる遊具もあります。

ローラー式滑り台

稲荷神社と遊歩道

臼田駅から千曲川をかかる臼田橋を渡ってすぐの入口は、山の中を歩ける遊歩道から始まります。
遊歩道から鳥居で作られた稲荷神社への参道を進むも良し、鳥居の右手から木影の道を歩くも良し、自分に合った方の道を選ぶことが出来ます。

手すり付きなので上りやすいです

鳥居に沿って歩くと到着するのが稲荷神社。灯篭の周りには狐の置物が置かれています。
この近くにある石碑によると、平成１０年に町の人々が朱鳥居１３０基を建て参道の石段を修繕し、ここへ奉納したんだそうです。

稲荷神社

少し戻って森の中を歩ける遊歩道。こちらはコンクリートに比べると少々歩きにくいかもしれませんが、その分緩やかに山を登ることができます。こちらからも稲荷神社へ行くことは出来るのですが、途中で参道ではない違う道へ進むことが出来ます。稲荷山公園の遊歩道は色々なルートがあるのです。

森の中を歩ける遊歩道

松林の中を歩くルートです。稲荷山は昔から景勝地として有名だそうで、鳥の鳴き声や風の音を聞きながら木々の間から見る景色はコスモタワーから眺めるものとは違った良さがあります。

松林の中を歩くルート

春には桜、夏にかけては百合が咲きます。秋には紅葉も楽しむことができ、四季の移ろいを楽しむことができる公園です。

Written by さつき（PARKFULライター）
好きな公園：昭和記念公園（東京都）駒場公園（長野県）つつじが岡公園（群馬県）
出かけ先でも公園の遊具が目に入ると遊びたくなっちゃう系女子。学生、独身です。後学のために色々な目線で公園を楽しんでいます。晴れていて時間があるときは、公園まで散歩に行ってお弁当を食べるのが楽しみです。

Park Information