平成28年5月28日、新たに第一期開園となったあいな里山公園のイベント「やまももまつり」を紹介します。国営明石海峡公園といえば淡路島にある公園と思われると思います。私もそう思っていました。
実は、平成14年に開園した「淡路地区」(兵庫県淡路市)と、今年(平成28年)第一期開園した「神戸地区」(兵庫県神戸市)である【あいな里山公園】の2地区からなる全体で330ヘクタールもの公園計画だったのです。
今回は、神戸地区計画の約1/4がオープンとなったあいな里山公園で、7月10日に開催されたイベント「やまももまつり」を紹介します。
本記事でご紹介しているイベントは終了しています。最新の情報は公園の公式ホームページをご参照ください。
やまもも
やまももはあいな里山公園のある藍那と深いつながりのある植物で、初夏にルビー色の果実をつけます。味は甘酸っぱく、意外とあっさりしていて食べやすい印象です。真ん中に種が1つあります。
イベントでは、やまもも摘み体験をメインに、やまももシロップ作り、やまもも染め体験の他、たくさんの里山お楽しみプログラムが用意されていました。飲食や野菜の販売もあり、どこか里山ののんびりした雰囲気の中、多くの方が楽しまれていました。
やまももシロップ作り中。シロップはかき氷にかけたり、お水や炭酸で割ってジュースにしたり。色もきれいで、甘くて子供にも人気。
伝庫の家と農家のにわ
中心会場には移築された茅葺き屋根の民家「伝庫(でんご)の家」が建ち、中ではやまもも茶がふるまわれ、庭ではやまももかき氷の販売もありました。奥にある「農村舞台」では、音楽の演奏やフラダンスが披露されました。
白拍子の家
白拍子(しらべし)の家の庭ではかやくごはん定食やカレーなどの販売があり、食事をしたり縁側で休憩したり皆さんのんびり過ごされていました。
だんだん畑のスイカ
だんだん畑では、様々な野菜が育てられています。収穫体験もでき、この日はじゃがいもを収穫したそうです。スイカの畑では、スイカが実っていました。どこにあるかわかりますか?
農村舞台下の案内図
今回オープンした棚田ゾーンは、移築された建物と共に、畑や水田などの里山の風景を楽しみ、里山の生活を体験することができます。
案内図の中央下部が全体地図で、ピンクの部分が棚田ゾーンです。すべてオープンするととても一日では周りきれない広大な公園になります。
棚田景観地区
里山の棚田風景を楽しめます。こんな景色があちこちに広がり、なんだかホッとします。
遊びの森
「森のゾーン」の中に遊びの森があり、ローラー滑り台が5基並んでいます。横には小さめのすべり台もあり、安全なロープネットやロッククライミングなどもあり、小さいお子さんも楽しめます。滑り台はシートの貸し出しはありませんので持参がおすすめです。
また、駐車場や他の地区からも離れていますので、園内を巡回している無料のトラムカーに乗車するのも楽しいですね。
新しくできたばかりで、一部開園のためか案内が少しわかりにくいです。やまもも摘みは受付から1時間ほどで定員に達していましたので、時間に余裕を持って向かわれる方が良いと思います。
年に4回行われる予定のイベント時には、藍那口ゲートが臨時で開きますので、車の場合はそちらから入った駐車場が近くて便利です。通常ゲートのしあわせの村連絡口から入る駐車場からは、トラムカーに乗車しての移動となります。もちろん時間はかかりますが里山風景を楽しみながら歩いても。
またしあわせの村と連携していますので、どちらも楽しまれてもいいですね。しあわせの村から送迎バスも利用できます。今回はイベント会場しか周れませんでしたが、またゆっくり訪れてご紹介したいと思います。
Park Information
開園時間 | 【4月~6月】 9:30~17:00 【7月~8月】 9:30~18:00 【9月~10月】 9:30~17:00 【11月~3月】 9:30~16:00 |
休業日 | 年末年始(12月31日~1月1日)、 2月の平日5日間 |
---|---|---|---|
入園料 | 大人 450円 シルバー(65歳以上) 210円 中学生以下 無料 ※年間パスポート、団体料金、2日券有り | 駐車場 | 有り 普通車 500円 大型車 1600円 二輪車 100円 |
住所 | 神戸市北区山田町藍那字田代 | ||
地図 | |||
アクセス | 神戸電鉄粟生線「藍那駅」から徒歩20分 | ||
公式サイト | https://kobe-kaikyopark.jp/ |