2/11(土)林試の森公園で開催されたのは、東京都公園協会が主催する野外体験教室「Kid’s Outdoor School」。都会の公園で本格的なアウトドア体験ができる貴重なイベントということで、40名の定員はすぐに埋まったそうです。お天気にも恵まれとても盛り上がったイベントの様子を、写真中心にレポートいたします。
火を使ってかまどで料理を作ってみよう!
午前中はみんなでアウトドアクッキング。さまざまな年齢の子どもたちがグループになり、協力して調理に挑戦します。さて、なにが出来上がるでしょうか!?
まずは火おこしからスタート。
あたりには少しずついい香りが…
子どもたちのイキイキした姿に、見守る保護者のみなさんも嬉しそう。
完成したのは…… とても美味しそうなパエリアとミネストローネ!
火をおこすことができれば、屋外でもこんなに豪華で温かい食事を作ることができます。真冬のこの日、暖かい火のありがたさも実感しました! 少したくましくなった子どもたち。こうした経験は災害時にも自ら行動できる力となるのではないでしょうか。
公園でいきもの探検!
午後は公園を探検しながらのいきもの観察。先生は自然ガイドのプロ、生態計画研究所のなかちゅうときんちゃんです。元・林業試験場の公園内には珍しい植物もたくさん。そこに住むのはどんないきものでしょうか。
公園探検にでかける前に、子どもたちにはいきものがどこで何をしているか、推測してもらいます。
では実際はどうなっているか、いきもの探検にいざ出発です!
約1時間のあいだに、たくさんのいきものに出会った子どもたち。探検が終わったら、みんなの予想は当たっていたか、ふりかえります。見つけたいきものたちは何をしていたか、思い出して「ふりかえりシート」に記入していきます。
子どもたちは探検を通じて、いきものたちが生きていくためには「食べ物・水・隠れる場所・動き回れる場所」が必要だということ、公園はいきものにとってとても大切な場所だということを学びました。きっとこれからは、どんな公園に行っても自然をより身近に感じることができることでしょう。
(午後の部 写真提供:公益財団法人東京都公園協会)
公園をさまざまな体験の場に
アウトドアクッキングは、日本ダッチオーブン・ライフ振興会さんとアウトドア用品メーカーのユニフレームさんの協力で運営されました。また午後のプログラムは東京学芸大学と東京学芸大こども未来研究所との連携により企画したもの。主催の東京都公園協会では、今後もこうした環境教育プログラムに力を入れていくそうです。道具も指導も本格的だからこそ、子どもたちの体験も本物になりますね。
このように民間企業や大学等がそれぞれの強みを活かして公園を楽しむイベントを展開してくれることで、公園の活用の幅はさらに広がりそうです。
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好きな公園:木場公園、清澄庭園
ふらりと行った公園で生まれる偶然の出来事や出会いを楽しむのが好きです。