珍しいデザインの複合遊具や健康遊具が人気で、市民や大学生などたくさんの人の意見を取り入れながら、平成22年に造られた比較的新しい公園です。また防災公園にもなっており、幅広い年代の方々に親しまれています。
みんなで作り上げた公園
常盤公園は、近隣の住民や小学校の子供たち、大学、行政が協働でコンセプトなどを話し合いながら完成した公園です。園内は「芝生広場」「憩いの広場」「防災広場」「グラウンド」の4つのゾーンに分かれています。
芝生広場(遊具広場)
公園に入るとカラフルで楽しそうな遊具が目に飛び込んできます。
メインの建物上には「SOJA RED CASTLE」の文字。昔話「桃太郎」の原形といわれ「温羅伝説」の地として知られている総社市の「鬼城山」にある山城「鬼の城」がモチーフのようです。
ローラー滑り台やパイプ型など3種類の滑り台や、ハシゴ、細長い橋、ステップ台など多彩な仕掛け。色々なルートで登ったり降りたりできる、わくわく楽しい造りです。
内側には大きなネコの顔。岡山県立大学デザイン部が多くの意見を取りまとめながら考案してできたものです。他ではみない遊具に子どもたちも夢中で遊びます。
こちらは小さなお子さま向けの複合遊具。低い階段やステップなど、初めての滑り台にもぴったり。
壁仕掛けや、お店屋さんごっこができるカウンターなど。真ん中は小さな小屋になっていて、「BLUE ONI HOUSE」=「青鬼の家」と書いています。こちらも岡山県ならではの「桃太郎」をイメージしたデザインで親しみやすいですね。
かわいいカエルのスプリング遊具やクマさんトンネル。ボルダリングのような壁まで。兄弟で訪れても近くでそれぞれ年齢にあった遊びができます。
さらに、砂場やはいはいでも挑戦できるくらいの滑り台まであります。 ここまで小さなお子さま向けの遊具が揃う公園はなかなか無いので、お母さんたちにとっても嬉しいですね。
スマイルモチーフがかわいいターザンロープはアクティブな子どもに嬉しい遊具のひとつ。
定番のブランコに健康遊具。屈伸ボードやストレッチシート、ウォールクライミングなど。お子さまと遊びながら気軽に身体を動かせますよ。
憩いの広場
広場には花壇や小学校の生徒によるモザイクアートデザインが。親しみやすく、近隣住民にとっても癒しの空間となっています。遊歩道も広々としていてお散歩やウォーキングにもおすすめ。
防災広場
常盤公園のコンセプトのひとつ“緊急時には「頼れる」公園”として、園内には様々な防災機能が隠されています。例えばこちらの椅子、椅子の部分を外すと、炊き出し用のかまどとテーブルになります。奥にある建物は緊急時に必要な備蓄倉庫です。
屋根付休憩場のベンチもかまどとして使用できる他、建物の骨格を外してテントをかけると雨をしのげる部屋として利用できます。他にも公園の下には大きな貯水槽があるなど、防災面でも驚きの工夫が施されています。
太陽光発電で点灯させることができるLED灯も10基設置されています。
グラウンド
野球やサッカーができるくらいの広々としたグラウンド。ボール遊びやバドミントンなど思いっきり身体を動かして駆け回れます。
コンセプトである“頼れる” “安心安全” “集まる” の魅力がたくさん詰まった常盤公園。遊具や広場で遊ぶお子さま連れのファミリーからお散歩やベンチでお話を楽しむお年寄りまで、幅広い年齢層の方々が入れ替わり訪れていました。駐車場は20台、無料で停められます。
大きな公園というわけではないですが、遊びごたえのある楽しい遊具にお子さまは夢中。近隣住民だけでなく遠方からもぜひ訪れてほしい公園です。
記事の内容は取材時点の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | 無し |
---|---|---|---|
入園料 | 無料 | 駐車場 | あり |
住所 | 岡山県総社市駅南一丁目24番1 | ||
地図 | |||
アクセス | 総社駅より車で約6分(1.2km) | ||
公式サイト | ‐ |
1歳の息子の子育てに奮闘中です。普段は近くの公園や園庭に出かけて遊んでいます。
休日は遠くの公園にも出かけます。岡山市では浦安総合公園、灘崎町総合公園、奈義町総合運動公園などがお気に入りです。