本記事は鶴岡市大山自治会より情報提供にご協力いただき制作しました。
大山公園は多彩な顔を持っています。まず、大山公園は眺望を誇る里山公園です。整備された散策路、「尾浦八景」など各所にある展望のポイントから、遥かに拡がる庄内平野を望むことが出来ます。また、この地は戦国の昔、越後の雄上杉氏に臣従した武藤氏が居城を構えた城址公園です。今でも空堀跡などで往時を偲ぶ事が出来ます。さらに大山公園は、ラムサール条約登録湿地である上池・下池が南北に隣接し、かつては県下一と称された桜の公園でもあります。高台に佇めば遠くに出羽の山々、眼下には大小の湖沼と穂波、そして大山の町並みという抜群の眺望を得ることが出来、颯颯たる風に身を任せる一時はまさに至福そのものです。
眺望
平成27年に県の「眺望景観資産」に指定され、名称は「大山公園~尾浦八景~からの自然と市街地と庄内平野をとりまく山々の眺め」となっております。庄内地方の山々はもちろん、遠くに鳥海山・月山を望むことが出来ます。
桜
昭和20年代〜30年代にかけ、桜の季節になると近くの駅から公園の入口まで、人ごみの途切れることがなかったと云われるほどの賑わいでした。そのため、県下一の桜の公園と称されました。
空堀跡
城址公園に残る山城の痕跡。大山公園はかつて、尾浦城と呼ばれた武藤氏の居城でした。
ラムサール条約登録湿地
公園の南北にある大山上池・下池は、400年近い歴史があると考えられる、大小2つの淡水ため池です。「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という国際的選定基準を満たし、平成20年に条約湿地に登録されました。
渡り鳥の楽園
10月上旬頃、上池・下池には大陸から渡ってきたコハクチョウやマガモを中心とする冬鳥が集まり始めます。夕刻、池の上空は落ち穂をついばんだ田圃から戻るコハクチョウと、これから餌を求めて飛び立つカモたちが交差し、その乱舞する様は息をのむ迫力です。
四季折々の表情を楽しむ
毎年8月頃には上池一面はハスの花に覆われ、散策する方々などの目を楽しませてくれます。
下池の背後はテレビ塔の立つ高館山。標高274メートルの高館山は「森林浴の森100選」そして「やまがた100名山」にも選ばれていて、公園からそのまま登れる数本の登山道が整備されています。
厳冬の大山公園周辺から望む月山の冬景色は、神々しいばかりの美しさです。
三吉神社の木彫り彫刻・力士像
大山公園内には二つの神社がありますが、そのうち尾浦城本丸跡と考えられている場所に立っているのが三吉神社です。ここでは、後藤重太郎定融の手になるすばらしい木彫を見ることが出来ます。
Park Information
開園時間 | 常時開園 | 休業日 | なし |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり |
トイレ | あり(6箇所) | おむつ交換台 | なし |
住所 | 山形県鶴岡市 | ||
地図 | |||
アクセス | ■飛行機 羽田空港~庄内空港(全日空)約1時間 庄内空港よりタクシー(車)で約20分 ■電車 「東京」駅~「新潟」駅(上越新幹線)乗り換え~「鶴岡」駅(特急いなほ)約4時間 「新潟」駅~「鶴岡」駅(特急いなほ)約2時間 ■高速道路最寄ICから 山形自動車道「鶴岡」ICより約10分 日本海東北自動車道「鶴岡西」ICより約15分 ■路線バス JR「鶴岡」駅より 湯野浜温泉行き(善宝寺経由・加茂経由)バス停「荘内銀行大山支店前」下車約20分 |
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公式サイト | http://ooyama-kankou.jp |