野生の鹿を見ながら、世界遺産も楽しめる公園です。

修学旅行以外でも

修学旅行で行く人が多いと奈良公園ですが、寺社仏閣めぐりや近くの博物館を訪問したりと、さまざまなシーンで楽しめる場所です。
今回は、奈良公園をぐるっと一周、お散歩コースとして楽しみたいと思います。
アクセスは、近鉄奈良駅が便利です。駅にある観光地図を手に取って、大通りを人の流れに沿って上がっていきます。

奈良公園をぐるっと一周

まずは鹿とのふれあいから

歩いていると、さっそくあちらこちらに、鹿の姿が見えてきます。
こうなると、鹿せんべいをあげてみたくなりますね。鹿せんべいを持っていると、鹿たちがけっこうがっつり寄って来ます。
小さい子どもがあげる場合は、まず大人が一枚ずつ子どもに渡してあげましょう。子どもがぼんやり持っていると、一束まるまる食べられてしまいます。紙だって食べるぐらいですからね。

鹿せんべい

世界遺産との遭遇

少し先まで行くと、左に曲がって東大寺が見えてきます。有名な金剛力士像がある南大門をくぐるところは無料ですが、大仏を見るのには入館料が必要になります。

東大寺

古都に春を呼ぶ舞台

東大寺から山の上を見上げると、春を呼ぶ「お水取り」の行事で有名な二月堂が見えます。上がって回廊をめぐると、奈良市街が見渡せます。

二月堂

「お水取り」の行事で有名

奈良市街

若草山で少し休憩

二月堂を出て若草山の方に進んでみます。若草山の頂上は、入山料が必要です。今回はとりあえず前を素通りしました。この辺りは鹿の数も少なくベンチもあって、お弁当休憩にいい感じです。

若草山

春日大社

道なりに歩いていくと、春日大社に到着します。伊勢神宮ほど有名ではありませんが、こちらもほぼ20年に一度、式年造替が行われるので、真新しい朱塗りの柱と白い壁の古の姿を鑑賞することもできます。

春日大社

春日神社を出ると、古くからの森を抜け、また鹿の群れる公園に戻ります。のどかです。

木漏れ日と鹿と

浮見堂

さらに歩くと、浮見堂に突き当たります。こちらは、鷺池に浮かぶ桧皮葺の八角堂形式のお堂です。春は桜、秋は紅葉を背景に水辺に写る姿が美しいので、じっくり写生している方がたくさんいます。写真もいいですが、スケッチブックを持ってくるのもいいかもしれません。

浮見堂

世界遺産の興福寺の五重塔を眺めながら駅に帰ります。

奈良公園を散策するだけなら、3時間もかかりません。観光客でいっぱいですが、歴史と自然をたっぷり味わうことができます。

Written by nagaya（PARKFULライター）
好きな公園：代々木公園、奈良公園。遊具のある公園も楽しいですが、公園でのんびりするのも好きです。

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