地域の街区公園について考えるワークショップが世田谷区で開催されました。このプロジェクトについて3回に分けてレポートします。第1回目の今回は、3/25(土)のワークショップの参加レポートです。
会場となったのは若林公園の一角。カラフルなガーランドとはっぴを着たスタッフに迎えられ、お祭りムード全開の公園。参加者は40名ほどでしたが、途中参加・退出OK、当日公園にたまたま居合わせて参加する人もいたりとオープンなスタイルでした。
みんなで考える地域の公園
ワークショップのテーマは会場となっている若林公園を含む松陰神社地区内の9つの公園のあり方を考えるというもの。ファシリテーターはポートランドからやってきたPLACEでした。オリジナルのカードツール「KITTO」を使って、多様なバックグラウンドをもつメンバーがゲーム感覚でグループワークを行いました。
STEP1 折り紙でアイスブレーク
まずは折り紙をしてリラックスしたところで、簡単な自己紹介をしてグループワークのスタートです。
STEP2 ロールプレイング形式でアイデア出し
「地域の9公園がどうなったら良いか?」ひとりひとりに異なる人物像が割り振られ、その人の立場になって問いに対するアイデアを出していきます。また、様々なシーンを切り取ったインスピレーションカードを使い、イメージを膨らませていくこともしました。
STEP3 地図へ書き込み
挙がったアイデアを具体的にどの公園をどのようにしたいかを実際の地図に書き込んでいきます。
そして、各テーブルとも色々なアイデアが詰まった地図の完成です!
STEP4 グループ発表
完成した地図をグループごとに発表。他のグループからの質問も飛び交い、アイデアがさらに広がります。
最後に・・・
主催している松陰神社前賑わい創造委員会の佐藤さんのご挨拶。今回のワークショップでは、公園に対する「夢」を広げることができたので次は、実現に向けて動き出したい。今後は世田谷区さんとも一緒になって行動をしていければとのお話でした。そして、次回はもう少し絞った内容のワークショップを5月くらいに予定しているとのことでした。
ワークショップ終了後、参加者に感想を伺ったところ、「楽しかった」との声が多かったのが印象的でした。また、参加者の一人である世田谷区の職員の方は、「公園に対する苦情ではなく、前向きな意見が多く有意義だった」話してくれました。多様な人が集まり、楽しみながらクリエイティビティを発揮した今回のワークショップ。未来の公園のアイデアの種がいくつも誕生しました。これをきっかけに、松陰神社地区の公園が、そして街が、どのように変わっていくか楽しみです。
好きな公園:新宿御苑、富山運河環水公園、チュイルリー公園(パリ)
どこにいっても誰もが自由に入れるのが公園。全国・世界各地の旅先で公園を訪れ、見比べるのを楽しんでます。