可児市南西部の住宅団地密集地域に隣接した位置にあり、岐阜県の「生活環境保全林」として平成8年に開園しました。14.5haもの広大な園内には、約180種類・約3万本もの花木が生息しており、森林レクリエーションや自然観察の場などとしても利用されています。園内には、中部地区最大級・全長140メートルのローラーすべり台があり、子どもはもちろん大人も一緒に楽しむことができます。
管理棟「森の家」に立ち寄ってみよう
入口は西と東の2カ所ありますが、ローラーすべり台に近いのは西入口です。まずは、管理棟「森の家」への立ち寄りをおすすめします。スベリ台ボードやノルディックウォーキングポールの貸出のほか、カモ・魚のエサが無料で用意されています。「森の家」内には、無料の休憩室があり子ども用の玩具も置いてあります。「森の家」前の広場に用意されている、ボールやなわとびも自由に使うことができます。
何度もすべりたくなる、ローラーすべり台
「森の家」でスベリ台ボードを借りたら、すべり台ののぼりぐちに行ってみよう。のぼりぐちまでは、かなり坂道を登っていきます。左手にすべり台が見えてきたけど、スタート地点はまだまだ見えません。この勾配があるから、全長140メートルものすべり台が楽しめるんですよね。スベリ台ボードを持った子どもたちは、早くすべりたい!とばかりにどんどん先に行っちゃいました。
ローラーすべり台は、ショートコースも楽しめます
コースの先が見えないスリリングな、ローラーすべり台。スタートしてすぐ左カーブになっています。子どもたちは、上手にお尻をボードに乗せてスタート!二人乗りの時は、お尻がはみ出さないように気をつけて下さいね。すべり台は、途中でもう1本のコースに乗り継ぎます。こちらはゴール地点から見える場所にある黄色い階段からスタートするショートコース。子どもたちは、ボードを持って何度もこのショートコースをすべり続けていました。
360度のパノラマが広がる「見晴らしの展望台」
広い園内の散策途中に立ち寄ってみたいのが、「見晴らしの展望台」。小高い丘の上に建つ3階建ての展望台は、開放感たっぷりの360度のパノラマが楽しめます。天気のよい日には、御嶽山や可児市の鳩吹山も見渡せます。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉とうつり変わる四季折々の花木を展望台から見下ろしてみるのもいいですね。
「芝生広場」と「ちびっこ広場」は、東入口が近いですよ
取材に訪れた4月上旬は、東入口そばにある「芝生広場」の桜も満開でした。木陰もあり、新緑に囲まれるこれからの季節が楽しみになりました。芝生広場の先には、「ちびっこ広場」が広がっています。コンビネーション遊具があり、子どもたちも思い思いに遊べそうです。さらに奥にも原っぱが広がっていて、かわいい動物のオブジェがならんでいます。
西入口と東入口をつなぐ約1.0キロの「散歩コース」
OptionROUTEコースとして「散歩コース」「山歩コース」があり、それぞれのコースに距離標が設置されています。舗装された「散歩コース」は、道路幅もあり歩きやすくベビーカーでも散策が楽しめます。園内は坂道が多いので、走らずのんびり森林浴を楽しみながら散策してみてください。ところどころに、休憩できる東屋や広場もあります。
トレッキングが楽しめる約1.5キロの「山歩コース」
「散歩コース」とは対照的なアップダウンのある「山歩コース」も楽しめます。こちらは、階段や山道が続くので、小さなお子さまは足元に気をつけてくださいね。園内には、「アジサイの小径」「木の実の小径」などの散策路もあり、季節によりまた違った山歩きが楽しめます。「山歩コース」の途中には手づくりの鹿威しがあり、心地よい音が響き渡っていました。
住宅団地のそばにありますが喧騒を忘れさせてくれる、自然豊かな公園です。バーベキュー広場もあり、子どもから大人まで一日楽しく過ごすことができそうです。
Park Information
開園時間 | 8:30~17:00(閉園後は施錠します。) | 休業日 | 12月29日から1月3日まで |
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入園料 | 無料 | 駐車場 | あり |
住所 | 岐阜県可児市東帷子3836番地 | ||
地図 | |||
アクセス | 東海環状自動車道・可児御嵩ICから約25分 | ||
公式サイト | http://www.city.kani.lg.jp/9838.htm |
好きな公園:国営昭和記念公園(東京都)・花フェスタ記念公園(岐阜県)・河川環境楽園(岐阜県)
地方の田舎暮らしだったので、公園遊びを知らず庭で遊ぶ幼少期。転勤先の東京では、週末になると子どもを自転車に乗せて国営昭和記念公園に通い、公園遊びの楽しさを知りました。