多摩・三浦丘陵の緑と水景に関する広域連携会議では、緑と水景の環境を感じながら歩くことで、その魅力や大切さ、それを支える地域の活動などについて、多くの皆さんに楽しみながら知ってもらうことを目的に、多摩・三浦丘陵ウォーキングラリーを開催しており、今年は10月20日(日)に「その13」を開催しました。
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多摩・三浦丘陵ウォーキングラリー 当日の様子
今回は、開催直前に上陸した台風の影響で、当初予定していた武山、砲台山を除く短いルートで開催しました。前日の雨も上がり、朝から晴天に恵まれ、約238名と多くの方にご参加頂き、広々とした三浦海岸の浜辺や、武山・砲台山・三浦富士をパノラマで望める農地を楽しみながら、のんびりとしたウォーキングとなりました。なかには、コース途中の観光農園で「いも掘り」や「みかん狩り」を楽しまれた参加者もいました。三浦海岸とせせらぎ広場では、3つの市民団体が活動紹介を行うとともに、参加者の皆さんには浜辺でのゴミの回収や、竹を使った遊び、竹を切る体験をして頂きました。これらの紹介や体験により、緑や水景が地域の方々の関わりによって守り育てられていることを、楽しみながら実感して頂けたようでした。
多摩・三浦丘陵ウォーキングラリー参加者アンケート
今回のウォーキングラリーにご参加頂いた方に、アンケートをさせて頂きました。結果の一部をご紹介させて頂きます。
毎年実施している、多摩・三浦丘陵ウォーキングラリーはリピーター率が高く、今回も参加者の半数がリピーターでした。今回は、台風の影響で当初予定していた山のコースを短縮したため、半数近くの人がコースの距離が短いと感じ、満足度も例年より低い結果となりましたが(例年は「満足」が7~8割程度)、コース短縮の判断についてはご理解を頂き、99%の人に「また参加したい」、「条件があえば参加したい」と回答して頂く結果となりました。また、ウォーキングラリー内でご紹介した、地元活動団体による緑や水景を守る取り組みについては、「今回初めて知った」と回答した方が半数を超え、今後も認知度の向上が望まれる一方、6割近い方が「条件があえば参加してみたい」と、活動参加への前向きな意見が得られました。これは、今回実施した浜辺クリーンアップや伐採した竹を使用した遊びなどを自ら体験することで、緑や水景を守る取り組みが身近に感じられるようになったことが要因と考えられます。