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【導入事例】 神奈川県茅ヶ崎市 – PARKFUL Watch(パークフル ウォッチ)

インタビュー 2021.11.17

現在、複数の公園愛護会にPARKFUL Watch(パークフル ウォッチ)を導入中の神奈川県茅ヶ崎市。今回は自治体ユーザーとして、茅ヶ崎市公園緑地課主任 吉野さまに、団体ユーザーとして出口町公園愛護会 荒牧さまにそれぞれお話をお伺いいたしました。

正確な公園の状況共有とコミュニケーション促進に
(茅ヶ崎市公園緑地課 吉野副主査さま)


現在、茅ヶ崎市内には約200の公園があり、49の愛護会が活動しています。(2023年5月時点)茅ヶ崎市ではもともと地域住民と一体となって維持活動を行うことで、美化運動の促進、緑化推進や地域の見守り・安全安心を確保していこうという狙いのもと、平成26年に愛護会制度が始まりました。

「なす術がなかった公園愛護会への長期的支援」

- まずPARKFUL Watch(以下Watch)のどんな点に興味を持っていただけたのでしょうか。

吉野さま:愛護会の活動は継続していますが、愛護会に新しい参加者が入って来ていないと感じます。参加者名簿を提出していただいてますが「新しいメンバーを追加したい」という声はあまり聞きません。また、高齢化により活動を辞められた愛護会もあります。しかし、地域に根付いた活動ですので愛護会数も今後も増え、活動自体もどんどん活発になって欲しいと思っています。そして、若い世代もこうした活動に参加してもらいたいと思っていますが、現状自治体として具体的にそのために動く術はない状態です。そういった点で、Watchを通じて、情報としてアプリに活動が載り、地域への発信につなげていける事は良いなと感じました。

「希望者から始める手法で利用をスタート、想像を超える団体数の申し込み」

- 活動する方が高齢でスマートフォンに不慣れであると懸念する自治体さまも多いと思いますが、そういった点はどう乗り越えたのでしょうか。

吉野さま:茅ヶ崎市では公園緑地課で導入を決めるのではなく、まずは全愛護会にWatchの案内を送って、手を上げた愛護会から導入するという手法で利用を検討しました。スマートフォンの有無など様々な方がいるので、一斉にというより、やってみたいという方から始めていくのがスムーズだと思ったからです。課内では無償だったというのも大きく、とりあえずやってみよう!と話が進みました。結果的に、想像を超える団体から活用希望があがり利用を始めることになりました。

「現場調査の減少と気軽なコミュニケーションの増加」

- 実際にWatchを使い始めて何か変化はあったのでしょうか。

吉野さま:Watchの一機能である自治体連絡のおかげで、公園内不具合の報告が正確になり現場調査が確実に減りました。自治体連絡は団体が自治体のみに連絡したい時に利用するメッセージ機能なのですが写真の添付が出来るようになっています。今まで電話で報告を受けることが多かったのですが、どうしても口頭のやりとりだけだと伝わりきらないことがありました。ですが、Watchの『自治体連絡』機能を使えば写真付きで確認できるので、状況把握がとても正確かつスムーズになりました。例えばゴミ回収の時。今まで電話で依頼を受けていましたが、Watchで写真付きで受けるようになり、どこにどのくらいの量が置いてあるのか正確に把握できるようになり、取りこぼしがなくなりました。メールでもよいですが、連絡先を毎回探す手間などがWatchはありません。
そして、以前よりコミュニケーションが出来ていると感じています。活動報告に対して、「活動お疲れ様でした」の一言、不具合報告に関しても「確認しました」の一言を簡単に伝えられます。
公園数や活動団体の規模も関係していると思いますが、これからもなるべくコミュニケーションを大切にしていきたいと思っています。

- 一部愛護会にWatchを導入し、約3ヶ月経過しましたが今後についてはどうお考えでしょうか。

吉野さま:高齢でもスマートフォンをお持ちの方は多いと感じますし、 Watchアプリ自体は難しいと思わないので、利用団体は今後もなんとか増やしていきたいと思っています。新しく設立する愛護会への案内や、全団体へご連絡するタイミングには同時にご案内するなど予定しています。

自治体と密に連携しながら進める公園の活動
(茅ヶ崎市出口町公園愛護会 代表荒牧さま)

2020年4月に公園愛護会を結成し、活動を開始した出口町公園愛護会。試行錯誤しながら、地域の人達が安心して利用できる公園であるよう活動していらっしゃいます。

- Watchに申し込んだ理由はなんでしょうか?

荒牧さま:市役所で開かれたPARKFULによる団体向けWatch説明会に参加し、通信手段として活用できると感じたからです。このようなツールを自治体が導入しようと思ったのも世の中の流れに沿い、とても前向きでいいことだと思いました。

「サポート担当者に教えてもらい今ではラクラク操作!」

- 荒牧さんはスマートフォンのアプリに抵抗はなかったのでしょうか?

荒牧さま:すごくありました。スマートフォンは7、8年前から持っていますが活用していた機能は決まったもののみでメールやニュースアプリを見る程度でした。Watchに関しても説明会に参加し使ってみることにはなったものの使い方や仕組みを完全には理解していませんでした。ですがPARKFULのサポート担当の方とメールやりとりで度々教えていただき段々と理解していきました。そのサポートがなければ今も使っていなかったと思います。

- 実際にどんなシーンで活用していますか?

荒牧さま:自治体との連絡によく使っています。ゴミの回収であったり、この間は台風後に公園内のカーテンが裂けてしまったのでWatchで報告しました。

(実際に荒牧さんが送った連絡)

「他の団体の活動もぜひ参考にしたい」

- 他の愛護会の投稿などもご覧になられていますか?

荒牧さま:はい見ています。今はまだ少ないですし公園紹介をする愛護会が多いですが、団体自身や団体が公園で行っているイベント等があればそういったものがみられれば面白いだろうし、ぜひ自分たちの活動の参考にもしたいと思っています。

- 今後も使っていきたいと思っていらっしゃいますか?

荒牧さま:はい思っています。地域の公園を地域のみなさんが事故なく利用できるように見守っていきたいと思っており、自治体との協力は不可欠です。なので、自治体が有効だと感じているのであれば今後もWatchでコミュニケーションをとっていきたいと思います。

お忙しい中、インタビューご協力いただきどうもありがとうございました!PARKFULも引き続き、PARKFUL Watchを通じ茅ヶ崎市の公園愛護会活動を応援していきたいと思います!

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