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ちょっとしたコツで子どもたちも夢中!五感を使った外遊び

レポート 2016.11.04

子育てトークサロン「公園へ行こう!」(2)やってみよう!公園での遊び方のコツ!

プログラム1つ目の講師は、一般社団法人遊心(ゆうしん)代表理事の峯岸 由美子さんです。遊心は「自然や家族を愛しいと思う心を育む」というテーマを掲げ、親子で参加できる0歳からの外遊びの機会を提供する活動等を行っています。この日もすでに外遊びの現場に行ってきたという峯岸さん。とてもパワフルです。
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子育てトークサロン

一般社団法人遊心 峯岸由美子さん

峯岸さんは普段から、外で何をして遊んだら良いかよくわからない、公園に連れていくまでが大変な幼児期はどうしたらいいか、などの相談を多く受けるそうです。そこでこの日は都会の街中や公園でもできる、ちょっとした遊びをみんなで体験してみることに。

都会の公園でも遊べる道具とは?

各テーブルに配られたのはいろいろな種類の葉っぱ。峯岸さんに誘導されるがまま、お子さんと一緒に葉っぱをじっくり観察していきます。

子育てトークサロン

会場隣の数寄屋橋公園で拾ってきた葉っぱ

「葉っぱの表・裏をよく触ってみましょう」
「葉っぱのまわりを指でなぞってみましょう」
「葉っぱの中に何色があるか一緒に探してみましょう」
「丸・三角・四角など形に注目してみましょう」
「葉っぱに穴が空いていたら、そこから覗いてみましょう」

子育てトークサロン

小さいお子さんでも葉っぱなら遊べます

五感を使えば遊びは広がる

触ったり、色や形を見たり、匂いを嗅いだり… お子さんの「五感」を使うことができればどんな公園に行っても、お庭や散歩道でも、”自然”が遊ぶ道具になるといいます。また自然や生き物の知識を、体で感じたことと一緒に学んでいくことで、ただ頭で教わるよりも体に染み付いて忘れないのだそうです。

子育てトークサロン

親子で葉っぱをくらべっこ

 お子さんが遊びに集中できる環境

遊びの中での、お子さんとのコミュニケーションについてもアドバイスが。
パパ・ママも一緒に遊びながらお子さんにその姿を見せてあげること、お子さんに語りかけながら遊ぶこと、でもお子さんが興味を持って遊んでいる様子は黙って見守ってあげることなど、お子さんが遊びに集中できる環境をつくることが大切とのことです。

峯岸さん曰く「子どもはこれで1時間は遊びます。パパ・ママが付き合ってくれれば(笑)」とのこと。

子育てトークサロン

子どもたちの好奇心を尊重すること

外で安全を守るには

外で遊ぶと危ないんじゃないか?という不安の声に対して、峯岸さんのアドバイスはシンプルに2つ。「お子さんの手を離さない」そして「お子さんから目を離さない」。会場では、実際にシミュレーションしながら具体的なポイントを学びました。

子育てトークサロン

お子さんに寄り添うことが大事

公園に行きすがら、お子さんに対してどんな位置に立つのが良いでしょうか?
道路(車が通る場所)を歩く場合、手を繋いでお子さんの少し前・車の通る道路側を歩くこと。これだけで事故は減ると言います。

では公園の中では、お子さんのどの位置に立つのが良いでしょうか?
公園に入ったら、お子さんのちょっと後ろを目を離さずに歩くこと。親が手を引いていくのではなく、半歩後ろを歩くことで、お子さんが自分でいろんなものを探し始め、見つけられるようになる。それがポイントだそうです。

次回予告

都会の中でも、お子さんのもつ感覚・感性を引き出せば遊びは広がるということ。そして、お子さんが安心してのびのびと遊ぶためにも、パパママがしっかりお子さんに寄り添い、一緒に楽しむことが大切だということを学びました。こうしたちょっとしたコツを覚えておくだけで、少し外遊びに自信が出てくるのではないでしょうか。

次回は近藤卓さんの「設計者が教える、近所で遊べる公園の探し方」をレポートいたします! 近藤さんならではの公園の見極め方、とても参考になります。

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実践も交えて学びがいっぱいでした

Written by 梅村夏子(PARKFUL編集部)
好きな公園:木場公園、清澄庭園
ふらりと行った公園で生まれる偶然の出来事や出会いを楽しむのが好きです。

大府みどり公園(愛知県大府市)

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