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長橋なえぼ公園(北海道小樽市)

小樽市 2017.06.07
芝生広場 自然が豊か 梅・桜の名所

旧営林署跡地を活用した、道内で最も古い森林公園です。「自然生態観察公園」として整備され、野鳥やエゾリス、様々な昆虫の生態が観察できるほか、春には約3,000本のエゾヤマザクラが咲き誇る、桜の名所となっています。

31.1ヘクタールの広大な森

長橋なえぼ公園は、31.1ヘクタールの広大な森林公園です。その昔、人によって植樹された木が、何十年もかけて成長し、大きな森ができました。今では、たくさんの生き物が棲みついています。

長橋なえぼ公園

自然を観察する公園です

森の自然館からスタート

正面から入ると、最初に「森の自然館」に立ち寄りましょう。動植物の資料、学習室や図書コーナー、工作室、展示室等があり、公園の情報センターの役割を果たしています。まずはここで、「公園内のマップ」と、「樹木ウォッチングマップ」を入手しましょう。

長橋なえぼ公園

最初に立ち寄ってください

樹木ウォッチング

ぜひ挑戦してほしいのが、「樹木ウォッチング」です。園内の樹木には、①から㊿までの番号札が付けられています。番号とマップを照らし合わせることで、樹木の名前が分ります。

長橋なえぼ公園

50種類ぜんぶ探せるかな?

ふれあいの木の広場

広々とした広場に、木の椅子とベンチが供えられています。よく手入れされた芝生の匂いが心地いい!

長橋なえぼ公園

ピクニックに最適です

自然を観察しながら散策する

樹木には、それぞれ個性があります。何気ない木でも、よく見てみると…

長橋なえぼ公園

一本の幹から、7本も枝分かれしていました!まるでヤマタノオロチですね。

長橋なえぼ公園

自然の力強さを感じます

地面に目を落としてみる

木の下を見てみると、 たくさんのクルミや、ひまわりの種が落ちていました。これらは、エゾリスやシマリスの大好物です。彼らと出会えることを期待して、散策を続けます。

長橋なえぼ公園

動物たちに逢えるかな?

水生昆虫類ビオトープ沼

昆虫や両生類などが、この沼に生息しています。澄んだ水を覗いてみると、オタマジャクシが泳いでいました。他にヤゴもいるようです。水の中で暮らしていた生き物が成長して空を飛んだり、姿かたちが異なるカエルになるなんて、考えてみれば不思議ですね。

長橋なえぼ公園

もう少しで足がでるのかな?

捕まえると、飴の匂いがすることから由来する「アメンボ」。石鹸水などでは、表面張力が弱まって溺れ死んでしまいます。環境を壊さないように注意しましょう。

長橋なえぼ公園

おんぶしています

野鳥と蝶の給餌植物園

美しく咲き誇る花を見ながら一休み。 遅咲きの桜が満開でした。蕾も残っているので、まだしばらくは、この光景
を楽しむことができそうです。

長橋なえぼ公園

小樽にも初夏が訪れました

長橋なえぼ公園

森の動物たちにやっと逢えた

耳を澄ますと、「ホーホケキョ、チュンチュン、ピーピー、カーカー」と、様々な鳥の声が聞こえます。残念ながら葉っぱに隠れていたり、高いところに止まっているらしく、その姿を見ることができません。

長橋なえぼ公園

森の中に、二つの影を発見しました。よく見ると枝に二匹のエゾリスがいました。チラリと、ことらを伺いましたが、あまり気に留める様子もなく、じっとしています。「ここは僕たちの棲家だ!」そう主張している気がしました。

長橋なえぼ公園

ここは、僕の家だよ

この自然を後世に残したい

残念ながら、公園内の立て看板に「飼い犬の糞が処理されていないのが目立つ」と書かれていました。マナーを守って、この動物たちと人間が共存できる公園を、いつまでも残していきたいものですね。

長橋なえぼ公園

※この記事は小樽市の許可を受け、取材・撮影を行っています
Written by Masakazu(PARKFULライター)
好きな公園:平岡公園・野幌森林公園
バイク、クルマ、動物園、水族館、ビール、アクションスポーツが大好きです。最近1眼レフを買ったので、あちこちに出向いて写真を撮っています。

Park Information

開園時間 なし 休業日 なし
入園料 無料 駐車場 あり
住所 北海道小樽市幸1丁目53番地
地図
アクセス 中央バス「苗圃通(なえぼどおり)」下車徒歩約10分
小樽インターチェンジから車で約20分
公式サイト

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