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公園政策から見る、日本のこれから 〜 公園行政アンケート振り返り 〜〈番外編〉

これからの公園 2018.02.16

公園政策から見る、日本のこれから

前編から後編まで、公園の取り組みについて各自治体での関心事項を見てきましたが、少し違った視点でこのアンケートを分析してみると、日本の公園行政の現状が見えてきました。

↓ここまでの記事はこちら

公園づくり・維持管理に関わる部署とは?

今回アンケートの回答を眺めながら、公園を管理する部署にもいろいろあることが分かりました。そこで、どんな部署名が多いのかを分析してみました。下記が回答していただいた部署名(◯◯部 ◯◯課 ◯◯係 など)に含まれる単語を、ワードクラウドで可視化したものです。

部署名分析

多いキーワードは大きく、少ないキーワードは小さく表示されています

特に多かったのが「都市」。大きな括りとして「都市◯◯部/課」に公園の管理が内包されているところが多いようです。「計画」「整備」が多いのは、都市計画課や都市整備部という名称が多いことによります。そして担当課・係には「公園」が含まれているところが多いのはもちろん、「緑」「みどり」そして「管理」が多く使われるキーワードであることがわかりました(みどり公園課、公園管理課など)。

あくまで“部署名”からの分析ですが、公園は緑とセットになっており、都市・まちづくりの一部として位置付けられていること。そして行政には計画・整備から維持管理までを担う役割があることなどが見えてきます。

海外では公園のソフトも大事な役割

一方で海外に目を向けてみると、アメリカでは多くの都市で「Parks & Recreation」という部門名が使われています。公園(の維持管理)とレクリエーションがセットで行政の業務と考えられているようです。ニューヨークの公園視察をした際にも、公園におけるレクリーエーション(アクティビティやイベント等)の豊富さを実感しましたが、それが役割として定義されていることを考えれば納得です。

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ニューヨーク市公園局の公式HPはレクリエーションの情報が前面に

またユニークな公園に数多く出会ったデンマークのコペンハーゲン市では、公園は「The Leisure and Culture Administration」に含まれ、スポーツ施設や美術館などと同じ部門が管轄しているようです。そのホームページのトップにはこのように書かれています。

Copenhagen has a lot to offer when it comes to activities and cultural experiences that you can make use of, and many are free of charge.
コペンハーゲンには、アクティビティや文化的体験に関して見どころがたくさんあり、その多くは無料です。(The City of Copenhagen website – Leisure and Cultureより引用)

いずれも「何ができるか」というソフトの視点が中心にあることが分かります。

たかが名前、されど名前。日本の各自治体でも公園の利活用に向けて様々な取り組みが行われていますが、今後より一層の“公園の使いこなし”に向けて、行政の役割を部署名から考えてみることもできるのかもしれません。

そうか公園(埼玉県草加市)

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