春うらら公園祭り
桜が満開を迎えた3月末日、松陰神社エリアの公園ワークショップに行ってきました!ちょうど1年前の春にスタートした公園ワークショップ(※過去のワークショップ:第1回、第2回、第3回、第4回)、今回で区切りとなる第5回目となります。地域に点在する小さな公園をどのようにしたいかというアイデア出しからスタートし、回数を重ねて公園でやりたいアクティビティや場所のイメージをどんどん具体化し、今回はそれを実際に公園でやってみようというもの。今回もワークショップの運営はポートランドのランドスケープ事務所PLACEが中心となり行われました。
カラフルに彩られた小さな公園
会場となったのは、地域の商業施設「松陰PLAT」に面する2つの小さな公園。春の花々が咲き乱れ、飾りつけのリボンが風でひらめく会場は春らしい穏やかな雰囲気でした。
会場となる「世田谷電車の見える公園」と「若林このてがしわ公園」では、いつもとはちょっと異なる5つの体験ができるようになっていました。
【体験その1】桜咲く青空アトリエで色ぬり&折り紙
大きな桜の木と時折通過する電車を楽しめるこの公園では、線路に向かって小さな芸術家たちが色ぬりに没頭。それを見守る大人たちも癒されていました。
【体験その2】 お茶菓子と共に過ごすまったり時間
子どもたちが創作活動にいそしむ公園の一角では、暖かいコーヒーと地元商店街のお菓子が振舞われていました。
【体験その3】 地元で大切に育てられている花の手入れ
花壇で埋め尽くされたこの公園では、草花の手入れをする地元団体の方々によるガーデニング体験が催されていました。
【体験その4】 自分たちの家具を自分たちで手作り
ガーデニング体験のすぐ隣は、家具作りの作業場となっていました。塗装と組み立ての作業を自分たちでやり、オリジナルの屋外用スツールをつくるというもの。
【体験その5】 笑顔溢れるインタビューコーナー
「松陰PLAT」の前では、”松陰神社の公園に対する夢”を語る特設コーナーが現れました。
これから
どの体験も普段の生活の延長上にあるようなちょっとしたこと。いつも家でやることを、近くの公園まで足を伸ばし、地域の人と一緒にやってみるというささやかなことがとても豊かな時間を作り出してくれていました。そして、その少しのふれあいの積み重ねが街の豊かさにも繋がっていくのではないでしょうか。
最後に、主催の松陰神社前賑わい創造委員会の佐藤さんにこれからについて伺いました。
どこか寂しかった小さな公園たちをもっと活用したいとの想いから始まって約2年行ってきた松陰神社前公園祭り。地域の住民の方からたくさんの前向きな意見やアイデアを集めることができました。今後は世田谷区と協議をして自分たちの欲しい暮らしをつくるために松陰神社前にあるちいさな公園たちを活用していく予定です。(佐藤さん)
好きな公園:新宿御苑、富山運河環水公園、チュイルリー公園(パリ)
どこにいっても誰もが自由に入れるのが公園。全国・世界各地の旅先で公園を訪れ、見比べるのを楽しんでます。